横浜の超絶美少女 実は超強かった

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『ごめん！』

「だいじょーぶだよっ！オネーサン初めて見たなっ、どこのオネーサン？」

『私はヨコハマ住みだよ』

「…ヨコハマか…オネーサン、僕さっきぶつかった時膝痛めたみたい」

さっきまでキャピキャピして元気だったのに、思い出したように右膝をさする男の子。

と言うか…最初超声低くなかった…？

『大丈夫…？家まで送らせて？』

「ありがとうオネーサンっ！あ、僕お腹空いたー」

『一緒に食べに行く？』

「うん！僕は飴村乱数、二十四歳だよ。オネーサンFling Posseって知ってる？僕はリーダーなんだっ！」

二、二十四歳…幼ゔゔん。若い

私より歳上なんだ……

中三、高一あたりだと。

シブヤdivision代表のリーダー…

oh.....ヤバい人と出逢ってしまったなこれは

『知ってるよ！私は菅原A。宜しくね』

「菅原A…ヨコハマ…嫌な予感がするなー」

『どうした？』

「何でもないよっ！僕の事は乱数って呼んでね？Aって呼んでいい？ありがとう！」

『え…うん』

急激に距離を縮められた気がする、HaHa

「あそこのお店お勧めだよっ！行こー」

手を引かれ可愛らしいフレンチ店に入ると

「乱数ちゃーん、また遊んでねー」

「うんっ、またね〜っ！」

可愛い店員さんに声を掛けられ笑顔で返す乱数

左馬刻は女慣れしてる感あったけど乱数もしてそーだな

信用ならん

てか、左馬刻遅い、さっさと戻って来いや

「オネーサン食べないの？」

『食べるっ！いただきます』

「いただきまーすっ」

食べる量少な…え、私の二分の一…？

私食べ過ぎてる？でもこの前左馬刻に少ねぇって言われたばっか…

もー、知らんっ！お腹空いたんだ、食べるっ

美味…流石シブヤと言うかお洒落な味する

見た目も可愛いし

乱数がスマホで料理を撮るのが少し気になるけど何も言わず食べ進めた。

「オネーサン…お口にクリーム付いてるよ」

どこだろ…唇の右側を舐めるとるが甘さを感じない

『どこに付いてる？』

私がそう聞いた瞬間、乱数が唇の左側にキスをした。

「とーれたっ」

『へ…？』

「このクリーム甘いねぇ〜」

『甘い…よ』

キスされた？嫌々んな訳ねェさ

唇近くに付いたクリームを舐めとっただけ。

それだけ…

なんか軽い浮気した気分だわ

「うっわ…やっば」

今の…誰の声って、聞くまでも無かった。

ここに居るのは乱数と私だけ

今のゴリゴリ低音の声は乱数から発せられたんだ。
豹変した乱数の先に移るものは

豹変した左馬刻だった

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