弐拾捌ノ話 ページ32
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烏「ガァーガァー。ツヨイツヨイオニシュツゲン。タイジムカエ。カスミバシラ。ミズバシラ。アメバシラ」
読みにくいから普通に喋ってくんないかな。
痛い痛いつつかないで。
時「タイミング…悪」
冨「任務だからな…しょうがない行くぞ」
『三人呼び出されるって…十二鬼月だったりしないよねぇ〜?』
【…………】
私達は、浴衣を脱ぎ捨て隊服に着替えると。羽織を羽織って、全速力で屋敷を後にした。
会話出来るくらいのスピードで走っていく。鬼がいると言われた場所は、遊廓に続く電車の駅。
時「今日は遊郭で、年に一度の凄い花魁道中がある日でしょ?」
『つまり、駅の利用者が多い』
冨「被害者が…増える。か、急ぐぞ」
時ト貴「『了解』」
走り続けて、三千里。冗談です、二時間くらい。走って着きました。
人がごった返してる。いかにも女を求めてそうな男ばかり。おっと失礼だったか。
遊廓に行ったって、結局金払って偽りの愛売られるだけなのに。それをこの前の任務で知った。から、余計馬鹿に見える。
『駅…と言うよりかは電車で何かありそう』
時「この電車に乗ろう」
冨「そうだな」
『切符貰ってくる』
駅員に事情を説明し、車両の中心部らへんに三人並んで座らさてもらう。
座席や車両になにか手が加えられてるようには、思えない。としたら、何が起こる……?
(A……今までよく頑張ったな。私の事はもういいから、鬼なんてもういいから…楽しい人生を過ごせよ)
夢だな。なんだこのくだらねぇ夢。リアルすぎるし。こりゃ鬼だろ。血気術だわ。
抜け出しからがまだ分からないから、取り敢えず夢のお師匠様のお話でも聞きますか。
(夢…?馬鹿なこと言ってるんじゃねーよ)
『師匠、死んだけど?』
(それはお前の妄想だろ?私は今生きてこうやってお話してるわけ)
『確かに師匠と同じ口の悪さだけど。あんた私に、よく頑張ったなとか死んでも言わないじゃん』
私は、師匠の幻影を消し。同時に自分の首を跳ねた。
『ほら、こっち現実な。in電車だから』
(はー?こっちが現実だから)
『いやあんたは死んどけ』
私はまた幻影を消し、自分の首を跳ねた。
『これ、繰り返すうちに訳わかんなくなって、現実の方で自分殺すパターン』
現実に戻ってきた瞬間。私は自分の左手を刺した。いってぇ……巫山戯んなよ鬼が。
隣でぐがぐが寝てる義勇さんを叩き起し、通路挟んで寝てる無一郎も叩き起す。
多分この血気術は、夢に囚われていくものなんだろう。
一番前の車両ぶっ壊せばいいでしょ。
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冨岡義勇が大好きな人 - すみません。冨岡さんルートの先のストーリーがURLでの移動ができません。これはどうしたらいいのか教えてください。 (2020年3月5日 0時) (レス) id: eedc890ee9 (このIDを非表示/違反報告)
エメラルド・アリス - ぐぁんばれぇぇぇ((おい敬語だろ すいませんでした (2020年2月16日 13時) (レス) id: 8a3a604a3a (このIDを非表示/違反報告)
かりんとうまんじゅう - いつも楽しみに読ませていただいてます!これからも頑張って下さいね! (2020年1月7日 22時) (レス) id: 5b8fccba8f (このIDを非表示/違反報告)
むい。(プロフ) - ムニエルさん» あ、はい。よくやるんですよね全く。ありがとうございます (2020年1月3日 9時) (レス) id: 830124773a (このIDを非表示/違反報告)
ムニエル - す、すいません義勇さんの冨が誤字ってます (2020年1月3日 4時) (レス) id: 12d65f590d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:24suganoya | 作成日時:2019年8月4日 23時