弐拾ノ話 ページ22
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無一郎に、半ば無理矢理手を繋げられながら山を下る。
途中猪やら、熊やら、鹿やらが居たんだが。そこはまぁ、言わずとも。流石鬼殺隊とだけ言っておこう。
時「ようは切ったってこ(((」
『お黙り』
鬼殺隊は政府非公認組織。
政府に認められてない組織だから、勝手に動物をね、killしたらね。怒られる気がするんだよ。
だから黙っててね？
時「何もない街だね」
『まぁ食料店とかしかないね、ここは』
時「つまんない所」
『街の人に失礼でしょ、行くよ』
今度は逆に、半ば無理矢理引っ張っていきながら隣町まで向かう。
出来るだけ刀を見せないように、気付かれないように。羽織に隠して歩くのが面倒臭くなり、音を立てながら歩く。
無一郎に凄い目で見られてるけど、まぁね。気にしないこそ正義(良い子は真似しちゃダメだぞっ！)
時「鬼殺隊柱を纏める雨柱のすべき行動じゃないよね」
『知ってるけど少し黙っててね』
時「黙っててって言われると話したくなる」
『好きな子ほど虐めたくなる思春期の男子中、高生かよ』
時「天邪鬼って言えばいいのに」
『ちょっと語彙が』
時「無能な雨柱だね」
『黙れ』
サクサクと回る中身のない会話。半ば自分に呆れながらも、口が動くからしょうがない。
舌が回り続ける無一郎。一旦舌切ってやろうかと思ったけど可哀想だから流石に辞めてあげた。
この二つから分かる続き、すなわち。
私らめっちゃうるさい。凄い変な目で見られてるし、鬼殺隊にクレームの電話来たらどうしよ。
『静かにした方がいい気がする』
時「ねぇ、A……」
互いに目を合わせると同時に、町人に見られぬ速度で店の屋根へ登り駆ける。
微かに、鬼の、気配がした。
ほんの少し、少し隙を見せてしまった程度のミスを。私達は見逃さない。
時「ねぇ、買っちゃった荷物どうすんの。邪魔なんだけど」
『その辺捨てといて』
時「は？無駄じゃん」
『鬼殺の方が大事に決まってんでしょ』
風呂敷を屋根の上に捨てると、衝撃から中の人達が驚いた声が遠く聞こえる。ごめんね、鬼殺為だから許せ。
少しだけ発せられた鬼の気配は随分遠くにあった気がする。気配を少し見せたということは、何か驚くような自体があったということ。
人の集まってるところを探せば自然と見つかるはずだ。
『無一郎、あれ』
時「俺下」
『了解、私上』
無一郎は屋根から飛び降りて、音もせず事件現場付近に着地した。
私は屋根の上から除く。
何かが取っ組みあっている、よく見ずとも私の視覚があれば分かる。
『鬼と……人間…………』
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冨岡義勇が大好きな人 - すみません。冨岡さんルートの先のストーリーがURLでの移動ができません。これはどうしたらいいのか教えてください。 (2020年3月5日 0時) (
レス) id: eedc890ee9 (このIDを非表示/違反報告)
エメラルド・アリス - ぐぁんばれぇぇぇ((おい敬語だろ すいませんでした (2020年2月16日 13時) (レス) id: 8a3a604a3a (このIDを非表示/違反報告)
かりんとうまんじゅう - いつも楽しみに読ませていただいてます！これからも頑張って下さいね！ (2020年1月7日 22時) (レス) id: 5b8fccba8f (このIDを非表示/違反報告)
むい。(プロフ) - ムニエルさん» あ、はい。よくやるんですよね全く。ありがとうございます (2020年1月3日 9時) (レス) id: 830124773a (このIDを非表示/違反報告)
ムニエル - す、すいません義勇さんの冨が誤字ってます (2020年1月3日 4時) (レス) id: 12d65f590d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：24suganoya | 作成日時：2019年8月4日 23時
