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#432 朝ご飯は洋風で ページ16

煉獄は踵を返すと、行こうとした。

「杏寿郎さん、もしかして、
隊服着る気なの?」

「ん?ああ、そのつもりだが」

都希の問いに、さも当たり前という感じで
煉獄は答えた。

「えええー…
隊服着るのー?
まだ新婚旅行中なのに
スーツ着てくれないの?」

都希は不服そうだ。

「スーツ?
昨日と同じのでいいか?」

「はい!
ぜひ、お願いします!」
 
(凄く嬉しそうだな。
こんなことで嬉しそうな顔を見れるのなら…)

「わかった、君の希望に応えよう」

「ありがとうございます!」

数分後。
煉獄は昨日のスーツを着てきた。

「やっぱりスーツは、ステキ♡」

「そんなに好きなら、昼間に一緒に
出掛ける時はスーツにするか?」

「きゃあ、本当!?
ありがとう、杏寿郎さん♡」

都希は終始、機嫌がいい。
そこに、女将がふたりに声をかけた。

「朝食のご用意が出来ました」

「あ、ああ、頼む」

「本日の朝食は、奥様の意向により、
洋風です」

テーブルの上に、女将と中居の手によって、
トースト、アンパン、ジャムパン、
オムレツ、目玉焼き、サラダ、
ヨーグルト、オレンジジュース、
そして暖かいお茶が並ぶ。

「都希、君の意向なのか?」

「はい!朝ご飯はご飯もいいけど、
パンも好きなの♡
あ、杏寿郎さんはご飯の方がよかった?」

「いや、なんでも美味しく頂ければ
俺はどちらでも構わない。
君の好きな方で良い」

(杏寿郎さんって育ちがいいのに…)

都希は煉獄に疑問を投げかけた。

「あの、杏寿郎さんは食べ物の
好き嫌いはないの?」

「好き嫌い?
何を贅沢を言ってるのだ。
食べ物に対して好き嫌いなど、
食べ物に対する冒涜ではないか」

「そうなの…」

都希は、しゅんとしてしまった。

「どうした?」

「私、好き嫌いあるの。
苦いものと辛いものが苦手なの…」

♪───O(≧∇≦)O────♪

現代なら防音の壁とかあるから
いいけどこの時代はないですからね。

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次回の更新は
1月28日の20時、
#433 好き嫌い
の一話のみの更新です。

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設定タグ:煉獄杏寿郎 , 鬼滅の刃 , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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ミーニャ(プロフ) - ゆいいさん» こんにちは、感想ありがとうございます(^^)まだまだラブラブなふたりを書いてて楽しいです(^^) (2022年6月15日 20時) (レス) id: 732fd95803 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいい - とても内容が深くて面白い (2022年6月15日 18時) (レス) @page8 id: ed848c2507 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミーニャ | 作者ホームページ:https://www.pixiv.net/users/8107694/illustrations  
作成日時:2022年1月15日 19時

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