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#429 ジレンマ ページ13

煉獄の視界は濡れたタオルで包まれた
都希の体しか入っていないので
話半分しか聞いてない(笑)
ロックオン状態。

「杏寿郎さん、聞いてる?」

都希に声をかけられて、

「え?音消しのお札だったか?」

「もう、上の空ねー。
続きは温泉から上がって
朝ご飯の時にお話しするわね。
杏寿郎さんはもう少し入ってる?」

「あ、ああ」

「それじゃ、私は先に上がらせて
もらうわね。ゆっくりしてね」

都希は立ち上がると、
浴室から出て行った。

「えー…
音消しのお札だったか?
よく聞いてなかったな。
温泉から上がったらよく聞いてみよう」

煉獄はまた肩まで温泉に浸かった。

「今夜から指令があったら鬼狩りに
行かねばならない…
それは俺の責務だから仕方のないことだが…
そうしたら、都希と一緒にいられない!
しかし、鬼狩りは責務だし…
ああ、どうしたらいいのだろう…!!」

ジレンマに悩む煉獄であった。
いや、そこは鬼狩りに行こうよ。
鬼殺隊の炎柱なんだし。

温泉から上がった煉獄は、部屋に戻った。
襖をパーン!と開けると、
都希は、すでに服を着て座っいた。
煉獄と目が合うと、立ち上がり、

「杏寿郎さん、温泉はよかった?」

そう訊く都希の格好は、
桜色のブラウスに、
藍色の膝丈のふわりとしたフレアスカート。

「うむ!
君は何を着ても可愛いな!!」

「もうっ!
あんまり恥ずかしいこと
言わないで!!」

都希が真っ赤になって否定する。

(いちいち否定するのが可愛いな♡)

「可愛いから仕方ないだろう?」

「あんまり人前で言わないでね!」

「ふたりきりの時はいいか?」

「……それなら、いいけど……」

都希は赤くなって肯定した。

「それで、先程の音消しのお札の
話だが…」

「そうそう!
音消しのお札のこと!!
その話をするわね」

♪───O(≧∇≦)O────♪

煉獄さん、ジレンマに陥る(笑)

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次回の更新は
1月25日の20時、
#430 音消しのお札
の一話のみの更新です。

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設定タグ:煉獄杏寿郎 , 鬼滅の刃 , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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ミーニャ(プロフ) - ゆいいさん» こんにちは、感想ありがとうございます(^^)まだまだラブラブなふたりを書いてて楽しいです(^^) (2022年6月15日 20時) (レス) id: 732fd95803 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいい - とても内容が深くて面白い (2022年6月15日 18時) (レス) @page8 id: ed848c2507 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミーニャ | 作者ホームページ:https://www.pixiv.net/users/8107694/illustrations  
作成日時:2022年1月15日 19時

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