#7 蝶屋敷 ページ8
「たのもうーー!!」
煉獄が都希を抱えて辿り着いたのは蝶屋敷。
蟲柱の胡蝶しのぶが
しのぶの意向により柱に与えられる邸宅を、
負傷した隊士の治療所として開放している。
また鬼殺隊の隊士の一部はこの屋敷を
前線基地にしてる者もいるようで
【帰る家】となっていることもある。
煉獄が門で叫ぶと中の鍵が開き、
扉が開き、しのぶが顔を出した。
「煉獄さん、こんな夜中に大声出したら
ご近所迷惑ですよ……」
と、しのぶは煉獄が抱えてる都希に
目をやった。
「そのお嬢さんはどうしたんですか?」
「鬼から助けたのだが腰が抜けて
歩けないと言うので抱えてきた!」
「それでどうしてこのお嬢さんは
目を回してるんですか?」
「え?」
煉獄が覗き込むと、
都希は目を回して目をぐるぐるさせていた。
私は誰〜ここはどこ〜って感じだ。
「鬼から助けたのはいいんですけど
どうしたらこんなことになるんですか!」
「抱えたまま全力疾走した!」
しのぶはやれやれと頭を抱えた。
「……それは普通の人間は目も回しますよ……
貴方、ご自分がなんだかわかってますか?」
「炎柱・煉獄杏寿郎だ!!」
煉獄は胸と声を張って言った。
「その体力お化けの炎柱の貴方に
抱き抱えられて全力疾走なんかされたら、
目を回すのは当たり前です!」
えらい言われようである。
でも煉獄は反論できない。「ゔっ」と
唸るだけ。正論だからだ。
しのぶは都希に話しかけた。
「お嬢さん、大丈夫ですか?」
「ら…らいひょうふれす……」
まだ意識がはっきりしてない都希が
ろれつの回らない答えを返す。
その答えを聞いて、しのぶは、
「全然、大丈夫じゃないですよ!
とりあえず、寝台に寝かせますから
煉獄さん、そのままついて来てください!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
まだ煉獄さんにお姫様抱っこされた
羨ましい状況の都希ちゃんです(笑)
蟲柱のしのぶちゃんも登場しました(^^)
毎日頑張って、更新しますので
よろしくお願いしますm(_ _)m
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なな - 読んでて、とても楽しかったです。素敵な小説ありがとう^^ (2021年10月8日 0時) (レス) id: 2858fa56d6 (このIDを非表示/違反報告)
ミーニャ(プロフ) - 詩苑さん» すみません。 (2021年9月26日 18時) (レス) id: e862ec09fb (このIDを非表示/違反報告)
詩苑(プロフ) - 名前変更ないなら設定タグの夢小説設定しないで。 (2021年9月26日 18時) (レス) id: 5eb696a47c (このIDを非表示/違反報告)
ミーニャ(プロフ) - こんにちは。読んでくださり、ありがとうございます。実は女の子の名前にはタイトルに関係ある意味があります。ですから名前は固定なんです。普通の小説として読んでくださるとありがたいです。本当にすみません。 (2021年9月7日 7時) (レス) id: e862ec09fb (このIDを非表示/違反報告)
刹琉夜(プロフ) - 名前変換ができない (2021年9月7日 6時) (レス) id: 32f3210099 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミーニャ | 作者ホームページ:https://ameblo.jp/mienya-suzume/entry-12668956598.html
作成日時:2021年3月17日 20時