好きでいてもいいですか part3

最高の ページ35

校長の長い話



PTAの祝の言葉





証書授与が進んで








明田に名前を呼ばれる







ステージへ上がればうざいくらい長い話をする校長が「おめでとう」と言って笑いかけてくれる






その校長の証書授与の補助は、あなたがしている






そんな状況だから、校長の言葉なんてどうでもよかった





あー、なんだかんだ忘れられないんだな。





さよならなんて、あの時言わなきゃよかった







一礼して、振り返るその瞬間まであなたを見ていた






退場、明田の話。




みんなで写真撮って、いろんな話して、卒業アルバムにコメント書いてもらって。





すっごく楽しい時間だった。







琴美「楽しかった！！Aはこれからどうするの？？」





「ん？ちょっと行くとこあるからそこに行ってくるよー、琴美は？」






琴美「うち？うちは勇気に呼ばれてるからとりあえず行ってくるわー」





「わかった、じゃあまた今度だね」






琴美「うん……A、ほんっとに変わったね」






「大人っぽくなった？？笑」






琴美「あほや笑笑…でも、そうかもね」





「大人っぽくって、嬉しいな」





琴美「それでもうちはAがすき！絶対後悔しないで生きようね！」






すべてを見透かされたような言葉に少し涙を覚えた






その瞬間に流れたものは、涙を覚えたと言ったさっきよりも早く流れたものだった





最高の親友に出会えて、よかった









「一生、友達でいてね琴美」

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