好きでいてもいいですか part3

重い体 ページ4

重たい。





そんな一言が似合うような体調




昨日の山本先生、脅しなのか本当なのかわからないけど





マイナスに考えていて悪くは無い




そしてまた今日も






あなたはいなかった





「もう待ってはくれないのね」




ポツンと呟いたけど、誰も聞いていなくて




顔を背けて教室へ向かった。









明田「おいっ！」




突然後ろから肩を掴まれた




「わ！びっくりした…おはよ明田」




明田「おまっ…ちょっと」





そのまま手を引かれて物陰に




明田「お前、もしかしてバレたのか…山本先生に」




「え……明田、なんで知って…」




明田「孝至とお前のことだろ、知らないわけねぇよ…」




明田「今、校長宛に手紙届いてさ…お前らのLINEのやり取りと準備室の写真。あと…」




そこまで言うと明田はいきなり口を閉じた




「なに…他に何があったの…？」




明田「…お前が孝至に体売って、テストカンニングしたとか…」









え。









「そんな…そんなことしてないっ！！」





明田「わかってる、そんな証拠どこにもねぇしお前が勉強頑張ってたのも知ってる」




明田「でも…他に証拠上がってたら、疑われてもしょうがない……ってなって………」





ぜんぜん、頭が追いつかなかった




なに、こんなことまでするの






私は、こんなになるまでの事をしてしまったの





明田「…泣くなよ……」




ハンカチが顔にぐしゃって当てられる



拭ってくれる手は、もうあなたじゃない





明田「どうする………お前帰ってもいいんだぞ」




たしかに、でも長引かせても変わらない…なら、私は





「いいです、このままで………」




やっぱり、あなたを守ります



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