好きでいてもいいですか part3

エスコート ページ24

「よし…」






学校が終わってすぐ家に帰った。




お風呂に入って香水をちょっとかけた。







鏡に張り付いてメイクする






ひと通り終わって全身鏡の前で一回転







「おとなっぽいかな」




釣り合ってるか。大丈夫なのか。





一番は、行ってもいいのか






なにいってんのさ、なんにも後ろめたいことなんてない





時計を確認して家を出る





駅に向かうと待ち合わせ場所にはすらっとした体にスーツを着こなした人が立っていた




ただ立ってるだけで、周りを通る女の子は振り返る。それくらいの顔立ちだったし雰囲気だった




こちらに気づいたのか、ゆっくり歩き出した。



それを見てこちらも少し小走りをした







岸「Aさん？来てくれてありがとうございます」





「こちらこそ、お待たせしてすみません」





岸「そんなに待ってませんよ、いきましょう」





完璧。大人としても男の人としても100点の回答




駅からお店までは5分くらいだったけど、沈黙で気まづいなんてことは一切なかった





ついたお店は最近出来た新しいお店。


おしゃれで、ちょっと高そう…笑




お金おろしておいてよかった。





お店に入ろうとすればドアを開けてくれて、店員さんへの対応も丁寧。




なんでうちの店に来ていたのか不明なくらいだった

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