大人げない俺。*ヒョヌside ページ49
ヒョヌside
バロからAが落ち込んでるから慰めてくれと頼まれた｡
五人の誰かともめたのか?
そんな風じゃなかったけどな｡
Aは一人でいたので､俺は五人に聞かれたらマズイかもしれないから､日本語で話しかけた｡
『さっきバロにA慰めてって言われたんだけど､何か落ち込んでんのか?』
Aは一瞬驚き､悩む仕草をしたが､話す気になったのか､実は…と言葉を一つ一つ紡ぐ様に話し出した｡
A『…私､父様が大好きなんです｡尊敬してるんです｡今回父様に頼まれた仕事を出来るんだって､嬉しかったんです｡
いつも父様の言ったことを守ってきました｡』
俺は真剣に話を聞く｡
何を話し出すか全く分からなかったから｡
A『だから私は今､恋愛禁止です｡
皆私に良くしてくれて､ドキドキさせられたりしたけど､好きにはならないって思ってました｡
でも昨日､チャニに告白されたんです。
恋愛禁止だからって断ったんですけど､そしたらチャニのことが､というか皆が気になってきちゃって｡
本当は5人が好きかもしれないって。
でも…父様に失望されたくない｡
5人と距離を置けばいいって思ったけど､無視するなんて出来ないし､でもこのままじゃ誰かを好きになりそうで怖くて…｡
どうしたらいいか､分からなくて…｡』
なるほど､そうか｡
おいチャニ､お前そんなに積極的だったか?
Aは本当に社長のことを尊敬してる｡
父が言ったから恋しないなんて､普通無理だ｡
ていうか既にA自身が悩んでいる｡
いい答えなんか見つかるはずもなく､Aの横顔を見つめる｡
距離を置きたいけど無視したくない｡
恋愛禁止に違反したくない｡
本当のことをいうべきか…
それとも―――。
『じゃあ、俺と付き合えば？』
気付けば俺はそんな事を言っていた｡
A『オッ…パ……?』
Aは唖然とする｡
『恋愛禁止なのは5人とだろ?
俺となら問題無いし､俺の彼女っていえば5人も手出さないだろうし､俺と付き合って誰かを思い出しちゃうんだったら､Aはそいつが好きって証明になるし｡試しにさ』
距離は置けるけど､な｡
社長の嘘に騙されてるA｡
本当は恋愛禁止じゃないのに｡
本当の事を言ってあげれば済むのに､言えない｡
俺もAが好きなのかな､なんて｡
大人げねぇな､俺｡
A『利用するみたいで嫌ですけど…オッパが良いなら､試させて下さい｡｣
…え?
A『私と付き合って下さい!!』
ラッキーB1A4
ジニョンの歌声
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鈴(プロフ) - はじめまして！続編に行ってからチョー時間経ってるのになんかすいません（汗）ドキドキし過ぎて10分ぐらいでイッキ読みしちゃいましたww続きも徹夜してイッキ読みしちゃいますね♪ではではアンニョン☆ (2013年8月4日 23時) (
レス) id: d2b871a282 (このIDを非表示/違反報告)
しゆん - 初めまして♪凄く面白かったです☆これからも更新待ってます！！ファイティン☆ (2012年7月12日 18時) (レス) id: 5c33563ca5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：淵沢ミヨン | 作成日時：2012年7月10日 13時
