有閑倶楽部

episode23 ページ28

Yourside



A「っ………」



気がつくと………………



A「シェリー！」



シェリー「クゥ〜ン」



A「ごめんね。助けてあげたいんだけど…」


私の手足はきっつーく縛られてるんだよ。



A「ごめんねぇ。」



ガチャ


男「おっ、目覚めた？」



A「なっ、なんなんですか？」



男「あっれー？覚えてない？パーティーで会ったんだけどなー。」




A「とっ、というかシェリーを離して！」




男「やだね。だってさ、あの早希ちゃんだっけ？その子を出させないためにやってんのに。」



A「そんなのダメです！」



男「あははっ、でもあんたは俺の好み。人質にも使うけどね」



男「おい。この子に手、出すなよ？俺が最初に楽しむんだからな。」


そう言って男は部屋を出た。



魅録side



予選が終わって控え室に来た俺たち。


が、早希ちゃんの衣装はボロボロ。



あいつら、どんだけ卑怯な事すんだよ！




清「高清水の仕業に違いありませんね。」



悠「あんにゃろー！」



野「卑劣すぎますわ！」


バンッ！！！



俺は腹が立って机を蹴飛ばした。




可「魅録。私達の」


美「喉カラカラなのに」


魅「悪い。」


悠「あ！」



ビリッ


悠里が衣装を破り出した。



そしたらいい感じに。



悠「これでどうよ？」




IN会場



軽快な音楽が鳴り、優雅に踊る早希ちゃん



とか思ってたら


魅「あいつらなんか変じゃね？」


美童と可憐がふらつき出した、



他の出演者も！



ほとんど、会場出ちまった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



高清水「大丈夫なのか？あいつらが優勝したら元も子もないんだぞ。」



男「大丈夫です。もう手は打ってありますから。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





俺らはそんな会話をしているのも知らず控え室へ


黒松学園の奴らが



「君たちが決勝まで残るなんてね？」


「優勝するのは私達よ。」




ふーん。なかなかやな奴




ピロリンッ



早「シェリー⁈Aちゃん⁈」



魅「え？」



ケータイの画面を見ると



シェリーが捕まってて、Aが手足を縛られてる画像が送られてきてた。



メッセージは



優勝できると思うな。かわい子ちゃんがどうなってもいいのか？




という文字



魅「くそっ、Aが！」



俺がちゃんと見ててなかったせいだ。


そういえば、今日あいつあんま調子良くなさそうだったよな？



早く助けねぇと！

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