狙うは世界一の妻【ブルーロック】【男主】

#31 ページ37

「じゃあ2人は結婚するのね」
「そーだよママ、だから今日からAは黒日Aになる」
「あらあら〜、ずいぶんと気が早いわね」
「ははっ、息子が増えたな」

『宝輝のママとパパ、いいの？』

「あら、なにを心配しているの？べつに愛に性別なんて関係ないわよ。貴方たちが好き同士なのは知ってたしね」
「そうだぞAくん。今日から私たちのことはお義父さん(おとうさん)、お義母さん(おかあさん)と呼んでいいからね」

『……うん。』

「俺が世界一のFWになってお前が世界一のMFになったら、でっかいダイヤモンドの指輪あげるって決めてるから」
「プロサッカー選手になるんだったらどーんと給料３ヶ月分にしときなさい」
「2人とも世界一かぁ……W杯が楽しみだな、きっと日本が優勝だな」
「……俺とAで優勝するんだよ、あと日本じゃねーし」
「じゃあどこの代表になるって言うのよ」
「ベルギー。Aのもう一つの家、日本の奴はAの容姿バカにしまくってるからな、W杯でぶっつぶして泣かせてやる」

『嬉しい、大好き宝輝』
「…………俺も」









「ベルギーに、帰るって…本当かよ」

『…………うん、だからお別れ、もう……会えな＿＿＿＿＿』
「んなわけねぇだろ!!!お前サッカーやめるつもりかよ!?」
『!!』
「俺とお前は!!!!世界一にならなきゃ結婚できねぇんだぞ!!!サッカーやってりゃ絶対に、ぜっっっったいにまた会える!!!お前は俺たちが代表になる国に、先に行くだけだ、すぐに迎えにいってやる」
『た、か』
「だから……だから!!!俺のこと忘れんなよ!!!!絶対!!!!」
『うん゛っ……やくそく、』















『飛行機、もうすぐだって』
『＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿じゃあ、行くね』




「A！！！！！！！！！！！！」

「お前が結婚するのは世界一のストライカーだ!!!!!」



『そういうお前の結婚相手は世界一のMFだ！！！！！！』



「じゃあな、ハニー」

『ふは、テレビで見たやつだ。じゃあねダーリン』



















数年後.









『＿＿＿＿＿たか、ら……？』


『ッ、ぇ、……な、んで…は、ッ』


『や、だ…やだ!!!いやだ!!し、なないで、死ぬなよバカ!!!!』


『けっこんするって、つまにしてくれるって……俺の旦那は世界一のストライカーだって……言ったじゃんか!!!!』


『い゛や、ぁ゛……ぅあ゛、ひぐ、ぅ…あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ＿＿＿＿＿』










黒日宝輝.享年14歳

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