2度目の恋はどうですか？ (ページ3)

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「俺、演技全然だめでさぁ、怒られてばっかりなんだよね。はしもっちゃんは、上手くてさ、あ、俺の友達？仕事仲間か。どーやったら演技って上手くなるの？」

知らない人に突然悩み相談されて、
嫌な気持ちにならないのはきっとこの、彼が持っている可愛らしいプリティな顔が原因だと思う。笑

『私は、全然ダメです笑
同じです。怒られてばっかりです。
でももうこの仕事も辞めようかなって思ってて、
普通の中学生って楽しそうじゃないですか。笑
憧れです笑』

誰にも言えなかった思いがなぜか口からこぼれた。

瑞稀くんは、なんとも言えない表情をしていた。

「わかる。普通の中学生っていいよな。
普通に授業受けて、部活して放課後買い食いしてさ。
でも、そんな日々を犠牲にしても、叶えたい夢
出来ちゃったんだよね笑」

「だから、とにかく今は頑張る！
いつか七海さんと共演したらさ、なんかすごくない？
俺なんか、さっきから何言ってんだろ。」

私はこの時、まだ瑞稀くんのことを何も知らなかった。
そりゃ当然だけどさ笑

でも、もうちょっとこの仕事やってみてもいいかなって
瑞稀くんと話して思った、