素直な彼女と嘘つき彼氏2

77〜大変な彼氏〜 ページ28

あれから数日たち(人2)の風邪もすっかり治っていた



明日は(人2)と久々のデート。


　

三日前にいきなり誘われたんだよね〜


どこいくのかな。



前日になり明日何を着ようか考え中


久々のデートだし気合いをいれて丈の短めなワンピースを着ることにした



明日早起きして、お化粧して、髪巻いて。




そう考えているうちに眠りについていた。






ーピピピ、ピピピー




携帯のアラーム音で目が覚めると重たい体を起こす



今日は絶対二度寝しちゃいけない。



化粧台の前に座り準備を始める



いつもより念入りに化粧をしていく


髪の毛も普段はしないポニーテールにして



準備が終わると家をでた





ほぼ同時ぐらいで(人2)が来て、



A「おはよう」


(人2)「おはよ」





何も言わず手を繋がれ駅へ向かう




エスカレーターを乗る時、(人2)が立ち止まった


A「え、どうしたの？先乗りな？？」




(人2)「先乗って？」

それだけ言うと私を先に乗せて(人2)は私の後ろに立った



A「？」





電車に乗ると、車内は混み合っていた




(人2)「離れんなよ」


振り返りそれだけ言うと電車に乗った


腕をひかれドア付近に立った


(人2)と向かい合い私の背後はドアだった





人が多いから仕方ないけど

ち、ちかい…。



無言で(人2)の顔を見上げる


ほんと、綺麗な顔だな…





人多いのは嫌だけど、(人2)とずっとくっついてられるから悪くないかもしれない…




そんなアホな事を考えていると



(人2)「なに」



小声で私にだけ聞こえるような声で話しかけてくる



A「いや、なんでも」




(人2)「どうせこの状況でアホな事考えてたんだろ」




A「は、はぁ！？なによアホな事って！！」




(人2)「俺とくっついてられるから電車も悪くない、とか？」


A「っ！？そんな事考えてないから！」


(人2)「ばればれ〜、ほんと俺の事好きだよな〜」




ふざけて笑いながらそんな事をいう



否定はしないけども…。






駅に着くと手を引かれ電車を降りた




着いたのは映画館だった



A「映画見るの？」




(人2)「うん」

チケットを買い開場時間まで時間を潰していると

(人2)「映画見る前にトイレ行ってくる」


A「あ、うん！」


そう言い1人でトイレを探しに行った


にしてもこの映画館、初めて来たけど意外と人いるんだな〜

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