素直な彼女と嘘つき彼氏2

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顔をあげると、さっきお店で絡んできたしつこい男子グループだった


　







「あれ！さっきのメイドさんじゃ〜ん！」









「え、いま休憩中なの？」




そう言ってどんどん距離を詰めてくる









A「いや、あの…」






最悪だ。





「俺たちとあそぼーよ」








そう言い馴れ馴れしく私の肩に手を回そうとした瞬間







誰かがその手を振り払った

　







(人2)「おまたせ」







そう言うと、(人2)が堂々と私の肩に手を回しグイっと引き寄せられた






整った綺麗な顔が近づいてきて…









(人2)「何、馴れ馴れしく肩に腕回されそうになってんの？」







A「え？」






助けてくれたと思いきやいきなりのドS発言




意地悪な笑みで私を見る(人2)。






執事役の衣装のせいか雰囲気がいつもとちがう





これが…色気って物なのか？









(人2)「さっきと言い、今と言い同じ人達に二回も絡まれるなんて、お仕置きが必要だな」




絡んできた連中に聞こえるように(人2)は話す









A「お、お仕置き…？」









至近距離で目が合い脈が早まる






すると、その光景を見せられた連中は





「な、なんだよ！この執事とメイドカップルだったのかよ」





「い、いこうぜ！」



絡んできた人達は足早にその場を去った









A「た、助けてくれてありがとう」







(人2)「お仕置き、何してもらおうかな」





そういい、私の腰に手を回した。
その言動でさらにドキドキしてしまう



A「ち、ちょっともういいって近い！」




これ以上くっついていると心臓がもたない





A「こ、ここ廊下だよ！」





いつ人が来るかもわからない廊下で、こんなくっついて恥ずかし過ぎる



体を離そうと後ろに下がっていると壁にくっついてしまった









(人2)「誰もこねえよ」




逃げ場がなくなった私はただただ(人2)と目を合わせることが精一杯。


　









すると(人2)の顔がどんどん近づいてきて、いきなりのキス







A「っん！？」





そのキスはどんどん激しさを増して全然離れてくれない







　



A「…っん」




…な、なにこれ





激しく甘いキスをされて頭の中がふわふわしてきた









しばらくして唇が離され(人2)と目が合う



　


優しい眼差しで私を見下ろす




本当にこんなに格好いい人が私の彼氏なのだろうか。



(人2)「続き、シたくなった？」

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