素直な彼女と嘘つき彼氏2

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(人4)「さっきのお客さんもSNSで可愛いメイドの子見たから会いにきましたって言ってたし！」






A「いやいや、人間違いでしょ」





するとまた店員を呼ぶ声が聞こえた








A「はぁ、行ってくるわ…」









表に出ると相変わらず混み合っていた









呼ばれた方に向かい歩いていると



A「え！？」




後ろの席の人にお尻を触られた



振り向くと、他校と思われる男子のグループだった




顔を見合わせクスクス笑っている





「君かわいいね？彼氏いんの？」





「出番終わったら一緒にあそぼうよ？」





A「いや〜、あのそうゆうのは…」




「いいじゃん、じゃあ連絡先交換しよ？」






A「いや〜、あのそういうのも…」




愛想笑いでなんとか切り抜ける




すると




「てか、もうちょい近くきて話してよ」



そう言いグループの1人が私の腕を掴んだ




A「いや…手離してくだs」






「お待たせしました、こちら商品になります」




聞き慣れた声が私の声を遮った





その男子グループと私の間に割って入ってきたのは


執事役の衣装を着た(人2)だった







(人2)「何してんすか」






「いや…なんでも…」




威圧的な(人2)の態度に男は手を離した







(人2)が振り返った瞬間目があって一瞬で逸らされた




今、執事の服着てたよね…？





頭の中が少し混乱して裏にいるであろう(人4)や委員長の姿を探すと、二人はニヤニヤしながらこちらを見ていた









じ、状況が理解できない…。









二人の元へ行き




A「どーゆうこと？？」







委員長「変な人に絡まれてる(人1)さんを心配そうに見てたから、執事役になれば表に出て助けられるよ〜って言ったらまんまと着てくれた」




嬉しそうだな、委員長…。





A「そうなんだ…」




(人2)の事だから後先考えずに着ちゃったんだろうな…(笑)













A「けど、よく衣装あったね」



(人4)「そりゃあ(人2)に着させたくて作ってたもん、ねえ？」




委員長「もちろん、他校からも人気のある(人2)君には絶対執事やってもらおうと思ってましたから！」




二人の作戦は見事成功したようで、嬉しそうに話している

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