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海斗「こんにちは、川島さん」


如恵留「海斗じゃん、名前言えば普通に通すのに」


海斗「ごめんなさい、いつもの癖で。はい、データです」


海斗には正直、なんのデータなのかわかっていない、厳密には中を見てはいけないと言われているが、ファイルを如恵留に手渡した。


如恵留「たしかに、いつもありがとう」


ファイルを受け取って、ありがたそうにする如恵留をみて、海斗はよっぽど大事なものだと思った。


海斗「あの、ひとつ聞いてもいいですか?」


如恵留「うん?」


海斗「これってなんのデータなんですか?」


如恵留「ああ、これ?今の俺たちに必要なもの。海斗たちのおかげで、俺たちの研究も捗ってるんだよ、ありがとう」


海斗「はあ……」


海斗は如恵留がいつも何を考えているのかが気になり、こうやってたまにデータを渡す目的で如恵留と会っていた。


結局のところ、如恵留が何者なのか海斗にはまだつめそうになかったが。

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作者名:氺 | 作成日時:2021年11月29日 22時

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