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自分が捕まることによって依頼人に始末されることを恐れた閑也は逃げながら、護身用にと依頼人から支給されていたハンドガンの存在を思い出した。
そして閑也が見上げると周りは建物しかなく、閑也は追い詰められていると悟った。
?「ねえお願いだから話を聞いて」
閑也「……うわああああああ!!!」
閑也は叫びながら刑事に向けてハンドガンの引き金を引いた。
銃声が鳴り響き、刑事が倒れた。
閑也「なんで……?」
閑也は血を流して倒れた刑事をみて酷く狼狽した。依頼人からはこれはおもちゃだから威嚇程度にしかならないと言われていたはずなのに、実弾が入っているとは思ってもいなかった。
閑也「あの……?」
閑也は震えながら刑事の体を揺さぶったが、刑事はすでに息を引き取っていた。
閑也「嘘……うそ……」
閑也が混乱している最中、別の刑事に拘束されて、Caeruleumに収容された。
そのままCaeruleumで反省して模範のように振る舞った閑也に周りは驚いていた。
そんな閑也を支えていたのは……
海斗「閑也このままだったらあと数週間で出られるんじゃない?」
閑也「俺の罪は重いからね、わかんないよ、ちゃか」
宮近海斗だった。
閑也はやがてCaeruleumから出所でき、その経験を見てある企業が彼を雇った。それがGelbであった。
閑也「俺がCaeruleumを取材している理由は、俺がいた時代と今の時代で違いがあるか知りたかったから、あとは、なんだかみんなが昔の俺と重なって見えたからだよ」
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作者名:氺 | 作成日時:2021年11月29日 22時