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元太「またお前かよww」


閑也「いいでしょ、今日は大事な話があってきたんだから」


元太は閑也の真剣な眼差しにドキッとした。


閑也「君は初めましてだよね、Gelbの、出版社の吉澤閑也です」


新入りも緊張しながら自分の名前を告げた。


閑也「いい名前だね。さて、元太には前話したと思うんだけど、いつか話すって言っていた、俺の話、今から話そうと思っていて」


「それ、俺もいていいんですか?」


閑也「大丈夫だよ」


閑也は新入りに優しく微笑んだ後、一息ついて、もう一度2人を見た。


その瞳から、優しさは消えて、これから懺悔をするような、暗い瞳に変わった。


閑也「俺はかつて、Caeruleumに収容されていた……そう、犯罪者だったんだ」


元太「!?」


「うそ……」


普段から明るい立ち振る舞いをする閑也からは想像もつかなかった。


元太「……でも、俺みたいに、しょーもない反社に巻き込まれただけだろ?」


閑也「いや違う……俺は、人を殺した」

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作者名:氺 | 作成日時:2021年11月29日 22時

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