初めての自宅と兄たち ページ32
Aside
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車の後ろの席には、２つのベビーベットが置いてあってソッと寝かせると
２人とも翔に似た大きな目をキョロキョロと動かしていた｡
私が入院している間に智とまーくんが、
双子の呼び名を考えてくれてたみたいで教えてくれた。
和也は、和。
潤は、そのまま潤らしい。
潤は、考えてもいい呼び方が浮かばなかったみたいで名前の通りの呼び名になったらしい｡
自宅の駐車場には、翔の車と翔の両親の車。
それから、車庫に私の車が一台が入っているんだろう。
私の腕の中には、和。
お母さんの腕の中には、潤が眠っている。
インターホンを鳴らす前に玄関が開いて、
智とまーくんが出て来た。
２人の後ろを追いかけて翔と翔の両親も。
A「ただいま！お世話になりました。」
翔の両親にお礼を言って、
双子の顔を見たくてウズウズしている智とまーくんを玄関からリビングに促して、見せてあげた。
智「ちっちゃい！こっちが和？で、こっちが潤？」
雅紀「まーくん、お兄ちゃんになった！」
それぞれがそれぞれの形で喜んでお祝いの言葉を言って…‥。
嬉しさで滲んだ涙を翔がソッと拭いて、抱きしめてくれた。
お昼ご飯は翔と智と雅紀と
それから翔の両親と私のお母さん。
みんなでニコニコと冷やし中華を食べた。
お昼ご飯を食べて、ゆっくりと話しをしたりして翔の両親とお母さんは帰って行った。
智とまーくんをお昼寝させに行っていた翔がリビングに戻って来て、
『夕方くらいに時生家｛トキオ家｝が来るって。』
毎年、遊びに行く田舎で農業を営む翔の親戚の５人のおじさん。
出産祝で例のモノを持って来てくれるらしい。
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作者名：莉乃 x他1人 | 作成日時：2017年8月23日 16時
