イケメン夫と息子たち。[ars/1] (ページ29)

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寂しさページ29

翔side
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結局NICUから病室に戻っても智と雅紀は、
お昼寝せずAが搾乳をしている間もずっと話しかけて楽しそうだった。

夕食を終えて明日は２人とも保育園なので帰るために荷物をまとめていると
雅紀が『ママは？』ってベットで横になっているAを不思議そうに見て聞いてくる。

翔「ママは、病院にお泊まりだよ｡
昨日、沢山頑張ったからゆっくり寝て疲れがとれたら帰って来るからね？
明日、保育園が終わってからママと弟たちに会いに来ようね？」

寂しいのは、みんな一緒｡

俺だって、家にAの声が響かないとすっごく不安で寂しいんだから。

泣きそうな顔して唇を噛み締めている智だって
寂しいのを必死で我慢して涙を零さないように耐えているんだ‥‥。

Aだって、眉を下げてぎこちない笑みを作っている。

グズグズ泣き始めてしまった雅紀を抱っこして、
Aに『明日の夜に来るからね！』って言って智の手を引いて車に乗った。

《バイバイ》は、寂しさが増しそうで言えなかったけど…‥。

車の中で智が、『強くてカッコいいお兄ちゃんになるからね！』って、
チャイルドシートに乗っていまだにシクシク泣いている雅紀の頭を優しく撫でていた。

家に着くと２人ともぐっすり眠ってしまっていたけど、
昨日はお風呂に入れていないから起こしてバタバタとお風呂に入れた。

お風呂から上がって、寝室のベットで２人を両脇に抱えて眠った。

…夜泣きしませんように…‥。

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