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「それに俺だって兄ちゃんみたいにかっこよくなれるんだからな」
そういうと、彼は慣れない手つきで私の腰を抱き
そっと口を落とした
「んっ、」
ぎこちない彼の手つきが、とても愛らしい
私も生まれてこの方、玄弥しか男を知らないからどうしたらいいのか分からないが
「A、口開けて」
「ん、んん？！」
口の中に入ってきた舌に、初めての感触で頭がふわふわとした
口付けの合間に「もっと欲しい時は、口開けるんだよ」と囁かれる
玄弥はとても口付けが上手いのだと、ここで理解した
「んぁ…んん、はぁ」
体がどんどん熱くなって、お酒の味のする口付けがとても甘く感じる
「ひぁ…」
「ん、いい声」
「ど、どどこに手を突っ込んでるの？！」
今までこういうことをした事がなかった私は、玄弥が私の服の中に手を入れてきた状況が理解出来ていなかった
押し倒されて、足を固定され、動けなくなる
「俺、やっぱAがだいすきだ」
「げ、んや……」
「鈴みたいにコロコロしてるAの声が好き、いつも俺の後ろについてくるAがかわいい」
玄弥はこれでもかというくらい私の可愛い所や好きな所をべらべらと喋りだした
それは酔っているからだと分かっているけれど、それでも恥ずかしい
「聞いてる？」
「き、きいてるよ」
「じゃあ、今から実践しようか」
「な、なにを…？」
「やっぱ聞いてなかったじゃんかよ」
恥ずかしさで耳から耳へと声が抜けていっていた
「俺の好きなAの場所に跡をつける」
「ぇ、ちょっ……ひぅ」
私はすぐに足をつかまれ、持ち上げられる
「足、太もも、二の腕、首、鎖骨…」
「ぃっ、たぁ……ひぁ、いわない、でぇ」
チクッとした痛みがするけど、幸せを感じてしまう
服がはだけていく恥ずかしさで顔を隠してしまうが、その手はすぐに退けられてしまう
「A、」
「んんっ」
最後の仕上げというように、口にチュッと触れるだけの接吻をする
でもまだ、足りなさそうな顔をしている
「A、俺さっき教えたよね。もっと欲しい時どうするのか、言ってみて」
「く、ちをあける…」
「ぁん、ぅ……」
口を開けたとたん、また掻き乱されて力が入らなくなる
「俺が、一生幸せにしてやるからな」
彼はとてもかっこよかった、誰よりも。
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廣岡唯 - しのぶさん愛しているぞ村田さん大好きだ (2023年4月2日 15時) (
レス) @page17 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
黒犬(プロフ) - kanaさん» はじめまして！こちらこそお読み下さりありがとうございます！きゅんきゅんしてくれて嬉しいです(*´`)最後の村田にこれからも癒されちゃってください！ (2021年9月1日 21時) (レス) id: 43c30b8faa (このIDを非表示/違反報告)
黒犬(プロフ) - ぱーむくーへんさん» お粗末さまです！拙い文章をお読み下さりありがとうございました(*´`) (2021年9月1日 21時) (レス) id: 43c30b8faa (このIDを非表示/違反報告)
kana(プロフ) - 初めまして！^^*完結おめでとうございます！(*´-`*)どのお話もキュンキュンしました(/ω＼*)最後の村田さん,イケメンすぎました！(/// ^///) (2021年4月26日 22時) (レス) id: d202a80bf0 (このIDを非表示/違反報告)
ぱーむくーへん - 村田さぁぁぁぁん！！！イケメンが過ぎる。しゅきってなりましたありがとうございますごちそうさまでした (2021年4月17日 15時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒犬×96 | 作成日時：2020年3月19日 21時
