竈門炭治郎�◆悉�物 ページ43
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彼は優しすぎる
だから怒らないし、なんでも言うこと聞くし
私たちが付き合ってもう1年経つが
未だに抱擁までしかやった事がない。
1年も長く付き合っているのに口ですら互いに合わせたことがないのだ
これは彼が私に興味が無いからなのか、私の体に魅力を感じないからか
心配になる
「炭治郎、私となにかしたい事とかない？」
「したい事か？」
期待を胸に彼をキラキラとした目で見つめる
「じゃあ、次の任務は有名な温泉があるんだ。任務の後で、たまには身体を休めに行かないか？」
よっしゃ来た、これだこれ！
温泉といえば恋人同士で混浴をし、あれよあれよと言う内にあんなことやこんなことが出来るはずだ！
「うん！いこう！」
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しかし、任務先の鬼退治はなんとも過酷で
全身傷だらけ、私は足の捻挫に指の骨折をしてしまい
温泉に入れる体ではなくなってしまった
「これ、絶対にしみるよね」
「あぁ、温泉に入るのは少し痛いかもしれないな」
私達はそのまま藤の家紋の家へと向かう
やはり温泉の名地なだけあって、そこにも温泉が備え付けられていたのだ
「ご夕食の前に、我が家の特別なお酒はどうでしょうか」
「飲みたい！」
どうぞと差し出されたお酒に、じゅるりと唾液が出てくる
ごくごくと飲み干して、喉が潤いと同時に湧き上がる熱に堪らない気持ちになる
「生きててよかったぁぁあ、炭治郎も飲みなさい！」
「俺はいらないぞ、っんぐ」
そんなことは言わせない、私は炭治郎の口に酒をぶち込んで飲ませた
ほんの数分間の出来事だが、酒に弱い彼はすぐに酔ってしまう
そこで、私たちの傷を見た家主が、「気を使えずに申し訳ありません」と声を発した
「患部を避けながら、体を洗い流して下さい、今晩は客が居ませんのでゆっくりと入られてください」
「たしかに、体がベタベタする」
「Aが先に入ったらどうだ？」
炭治郎は当然のごとく、別々に入ろうとしている
まぁ当たり前なのだが、
「炭治郎、一緒に入らない？」
この状況を利用して、もっと欲まみれの炭治郎を見てみたいと思った
一方で、酔っている炭治郎は頭が働かなかった
ただ彼はこの状況下において、自分の欲のままに動くことに決めた
「あ、ああ」
ゴクリと喉を鳴らした彼の目は、熱を孕んでいた。
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廣岡唯 - しのぶさん愛しているぞ村田さん大好きだ (2023年4月2日 15時) (
レス) @page17 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
黒犬(プロフ) - kanaさん» はじめまして！こちらこそお読み下さりありがとうございます！きゅんきゅんしてくれて嬉しいです(*´`)最後の村田にこれからも癒されちゃってください！ (2021年9月1日 21時) (レス) id: 43c30b8faa (このIDを非表示/違反報告)
黒犬(プロフ) - ぱーむくーへんさん» お粗末さまです！拙い文章をお読み下さりありがとうございました(*´`) (2021年9月1日 21時) (レス) id: 43c30b8faa (このIDを非表示/違反報告)
kana(プロフ) - 初めまして！^^*完結おめでとうございます！(*´-`*)どのお話もキュンキュンしました(/ω＼*)最後の村田さん,イケメンすぎました！(/// ^///) (2021年4月26日 22時) (レス) id: d202a80bf0 (このIDを非表示/違反報告)
ぱーむくーへん - 村田さぁぁぁぁん！！！イケメンが過ぎる。しゅきってなりましたありがとうございますごちそうさまでした (2021年4月17日 15時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒犬×96 | 作成日時：2020年3月19日 21時
