錆兎�◆実�縛 ページ37
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彼は束縛が強い
その日起こったことを事細やかに報告しなきゃならなかったり
出かける時は常に同行されたり
お店の人が男だったらすぐに警戒するし、任務の前日は余計な虫が付かないようにと全身に跡をつけられる
正直に言う、面倒臭い。
少しは一人で楽しむ時間も欲しい、だから私は今日初めて彼に内緒でお出かけをする
朝早くに、隣に寝てる彼を起こさないようにこっそり布団から出て、支度をして家を出る
「自由だー！」
私はそのまま、繁華街へと出かけたのだった
最初は、楽しかった
行ったことがない所でお買い物したり、いつもは怒られる一人歩きを楽しんでた
しかし、彼のいないお出かけは思いの外つまらない
「遊び尽くしたし、そろそろ帰ろうかな」
売店で買ったお餅をもきゅもきゅと食べていると、目の前でキョロキョロとしている見知った人がいた
「水柱様？」
「…、Aか」
「どうしたんですか？」
「…迷った」
「え」と驚いた顔で水柱様を見る、嘘かと思ったが、どうやら本当らしい
「どこ行きたいんですか」
「胡蝶の所だ」
「一緒に行きますよ」
「あぁ、助かる。」
私達は蟲柱様の屋敷に歩き出す
にしても、この人何も喋らないなぁ。無言が続く中で先に口を開いたのは水柱様だった
「錆兎は、元気か」
「はい、元気ですよ？」
元気と聞くと、嬉しそうな顔をして歩調を早められる
意外と可愛い所があるんだなぁ
そろそろ蝶屋敷が見えてくる所で、事件は起きたのだった
「おい、A！ここで何をしている」
「さ、びと…」
私は強く肩を捕まれ、錆兎の顔を見る
錆兎は街中で歩くとよく人々に絡まれる、愛されやすいというか
よくお菓子を貰ったり、ご飯を奢ってもらったりする
だから錆兎は街の人達にもみくちゃにされたのだろう、服が所々はだけ、食べ物を両手にぶら下げている
「錆兎、Aに(道案内に)付き合ってもらっただけだ、落ち着け」
「はぁ？付き合う？！」
「ちょっ、言い方に語弊がありますって！」
なぜかバチバチと火花を上げながら睨み合っているふたり
「A、帰るぞ」
「え、でも水柱様が」
「義勇、もう一人でいけるだろう」
「あぁ、」
「嬉しそうな顔しやがって、今度Aについて話し合おうじゃないか」
水柱様は久しぶりに錆兎に会えたのが嬉しいらしい、やっぱり少し可愛い
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廣岡唯 - しのぶさん愛しているぞ村田さん大好きだ (2023年4月2日 15時) (
レス) @page17 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
黒犬(プロフ) - kanaさん» はじめまして！こちらこそお読み下さりありがとうございます！きゅんきゅんしてくれて嬉しいです(*´`)最後の村田にこれからも癒されちゃってください！ (2021年9月1日 21時) (レス) id: 43c30b8faa (このIDを非表示/違反報告)
黒犬(プロフ) - ぱーむくーへんさん» お粗末さまです！拙い文章をお読み下さりありがとうございました(*´`) (2021年9月1日 21時) (レス) id: 43c30b8faa (このIDを非表示/違反報告)
kana(プロフ) - 初めまして！^^*完結おめでとうございます！(*´-`*)どのお話もキュンキュンしました(/ω＼*)最後の村田さん,イケメンすぎました！(/// ^///) (2021年4月26日 22時) (レス) id: d202a80bf0 (このIDを非表示/違反報告)
ぱーむくーへん - 村田さぁぁぁぁん！！！イケメンが過ぎる。しゅきってなりましたありがとうございますごちそうさまでした (2021年4月17日 15時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒犬×96 | 作成日時：2020年3月19日 21時
