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「俺だけじゃ不満なのか」
「そんなことっ」
「はっきり言え、俺じゃダメだと。そうすれば、お前を俺だけのものにしてやれるのに」
義勇は起き上がり、壁に追い込むと
私を上から見下ろした
そんなことないのに、義勇がダメだなんて一度たりとも思った事ないのに
「義勇が私をどう思ってるかわかんないよっ、義勇は今の私じゃダメなんでしょう？」
「わからない、か…」
義勇は私の顎を持ち上げ、親指で唇をなぞる
「こんなに、好きで好きで堪らない気持ちが伝わらないのか。
なら、分からせてやるまでだ」
「んっ…、ぁ」
深い口付けが、体を痺れさせる
「まって…、」
「待たない」
空気を上手く体に取り込めなくなっていく、
「ぁ、やだぁ…、んぁ」
「…」
これ以上は無理と義勇の服を掴むが、止まるはずがない
頭が真っ白になっていき、意識がはっきりしなくなる直前で義勇が離れていく
「稽古中に他の男がAをどんな目で見ているか、考えたことあるか。
情欲の目だ、Aは可愛いから他の男に目をつけられる。」
先程炭治郎に触れられた額を撫でられる
「あまり俺を困らせるな。」
塗り替えられるように、また同じ所へ口を落とされた
「私は、義勇しか見てないよ」
「そうでないと困る、それに
俺だってAに対して情欲を持っている男だと、自覚しろ。」
服の上から撫でられる手が焦れったい
「いいよ、義勇なら。なんでもあげる」
「っ、煽るな」
服がはだけていく、余裕のない義勇の顔が珍しくて、思わず彼の頬を撫でてしまった
「義勇、お酒飲んだ？」
「ああ、だから俺は余裕が無い。わかるか」
「いつもよりも、焦ってる」
「そうだっ」
「ひぁっ、…つめたっ」
「外は雪が降ってたんだ」
首に当てられた手が冷たくて、ようやく義勇が頑張って歩いてきたのだと気づく
「今夜は、お前が温めてくれるんだろ」
初めての彼の一面に、私は腰が砕けたように動けなくなった。
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廣岡唯 - しのぶさん愛しているぞ村田さん大好きだ (2023年4月2日 15時) (
レス) @page17 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
黒犬(プロフ) - kanaさん» はじめまして！こちらこそお読み下さりありがとうございます！きゅんきゅんしてくれて嬉しいです(*´`)最後の村田にこれからも癒されちゃってください！ (2021年9月1日 21時) (レス) id: 43c30b8faa (このIDを非表示/違反報告)
黒犬(プロフ) - ぱーむくーへんさん» お粗末さまです！拙い文章をお読み下さりありがとうございました(*´`) (2021年9月1日 21時) (レス) id: 43c30b8faa (このIDを非表示/違反報告)
kana(プロフ) - 初めまして！^^*完結おめでとうございます！(*´-`*)どのお話もキュンキュンしました(/ω＼*)最後の村田さん,イケメンすぎました！(/// ^///) (2021年4月26日 22時) (レス) id: d202a80bf0 (このIDを非表示/違反報告)
ぱーむくーへん - 村田さぁぁぁぁん！！！イケメンが過ぎる。しゅきってなりましたありがとうございますごちそうさまでした (2021年4月17日 15時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒犬×96 | 作成日時：2020年3月19日 21時
