甘露寺蜜璃ー酒癖が悪い ページ21
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「蜜璃、絶対にお酒は飲まないように」
「わかってるわ!」
本当にわかっているのだろうかこの天使は
この甘露寺蜜璃という名の天使は、とても酒癖が悪いのだ
女の子が酒癖悪いなんて可愛いじゃないかとか思ってるそこの君
甘いな、彼女の鬼殺隊の柱として鍛えられた体を抑えることは出来ないのだ
特に足技は半端ではない、変な意味ではない。本当に生死を彷徨うのだ
今は鬼殺隊の珍しい休暇が重なった柱や隊士が訓練の終わりに飲み合うという息抜きをしている
「いいじゃねぇかよ、こんな時くらい。」
「音柱様、甘く見てはいけません」
「うっせーな、おい冨岡」
「なんだ」
音柱様が水柱様にコソコソと耳打ちをする
それに目を輝かせた水柱様は、こちらへジリジリと近づいてくる
「なにを、企んでいるのですか」
ニヤリと頬を持ち上げた音柱様は「いけ冨岡!」と叫び
私は水柱様に拘束される
「水柱様!おやめ下さい!」
「いけ、宇髄。」
ものすごい勢いで酒瓶をぶんどった音柱様は、蜜璃の口にそれを突っ込む
「柱だからって容赦しない!私の蜜璃に触るな!筋肉ダルマ!」
「誰が筋肉ダルマだ!」
急な事態を飲み込めていない蜜璃はされるがままに酒を飲み込んでいく
それからだ、悪夢が始まったのは。
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「Aさんなんてだいきらい!」
音柱様の悪ノリのせいで、蜜璃があの後暴れに暴れまくり
部屋の中は襲撃された後のようにボロボロになり、崩壊寸前だ
挙句の果てに嫌われたのだ。
当の本人、音柱様はやけ酒をしてのびているし
他の隊士たちは蜜璃の攻撃でみんな気を失ってしまった
「蜜璃、落ち着いて」
「いやよ!だって、だって」
顔が茹でダコのように真っ赤に染まる
「Aさんが可愛すぎるもの!」
「うわっ」
結構な勢いで抱き寄せられた私は、彼女の豊かな胸に顔が埋まる
なんだこのいい匂いは、最高か
そう考えたのは束の間、彼女の抱擁は度を超えていて、ミシミシと体がたててはいけない音を立てている。
「ま"、ま"って、ぐるじぐて、息が…」
「ひゃっ、ご、ごめんなさい」
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廣岡唯 - しのぶさん愛しているぞ村田さん大好きだ (2023年4月2日 15時) (レス) @page17 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
黒犬(プロフ) - kanaさん» はじめまして!こちらこそお読み下さりありがとうございます!きゅんきゅんしてくれて嬉しいです(*´`)最後の村田にこれからも癒されちゃってください! (2021年9月1日 21時) (レス) id: 43c30b8faa (このIDを非表示/違反報告)
黒犬(プロフ) - ぱーむくーへんさん» お粗末さまです!拙い文章をお読み下さりありがとうございました(*´`) (2021年9月1日 21時) (レス) id: 43c30b8faa (このIDを非表示/違反報告)
kana(プロフ) - 初めまして!^^*完結おめでとうございます!(*´-`*)どのお話もキュンキュンしました(/ω\*)最後の村田さん,イケメンすぎました!(/// ^///) (2021年4月26日 22時) (レス) id: d202a80bf0 (このIDを非表示/違反報告)
ぱーむくーへん - 村田さぁぁぁぁん!!!イケメンが過ぎる。しゅきってなりましたありがとうございますごちそうさまでした (2021年4月17日 15時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒犬×96 | 作成日時:2020年3月19日 21時