私と一也の物語。

38話 ページ40

7月25日＿＿＿

第4回戦薬師ＶＳ都立千種12対3で7回をコールドで締めた…





クリス「市大を破った勢いそのままにやはり薬師がベスト8に勝ち上がってきました。市大戦でも後半から登板し2イニングを抑えたこの右腕インコース主体の強気なピッチングに右打者の胸元を抉るシュート。背番号18 真田俊平＿＿このチームの実質的なエースはこの男で間違いないでしょう。」





『あくまで、これは私の推測ですが、ムービングの使い手かと＿＿ 。』





「「「！！！！」」」





『まだ、あまり根拠はないのですが、カットボールかと思われます。でも打席に入らないと分からないので一応頭の片隅くらいに入れて置いて下さい。』





御幸(ほんとによく見てる。ビデオどれだけ見たのか想像もつかねーよ。)






クリス「うちとの試合でも何か仕掛けてくる可能性は十分にあるな。それから打線クリーンナップに注意。」




片岡「思った以上に手ごわい相手かもしれんぞ･･･」









明日の先発は降谷だか継投を早め4回から沢村、7回からは川上に投げることになった。
1人3イニングの継投だが、これは3人が順当に投げぬいてくれたらの話だ＿＿＿



御幸「A最近ちゃんと寝てるか？」

『普通だよ？なーんで？ 』

御幸「隈出来てるぞ？」

『そんな事ないよ？笑』

御幸「何年の付き合いだと思ってんだよ。」

『やっぱバレたか〜。 』

御幸「どれくらい寝てんの？」

『 んー2時間寝れればいい方かな〜。』

御幸「お前に倒れられた方がチームに影響があるからな？」

『わかってるつもりだよ……でも出来ることはなんだってするよ。』

御幸「なんかあったらすぐに言えよ？」

『うん･･･。 』

｟一也が逆の立場だったら何も無いって威張るくせに＿＿＿｠

御幸(絶対に無理はさせたくねぇ。)









思ってることは一緒でも2人とも意地を張り続けているのであった＿＿＿

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