雪 の 奇 跡 〜好きだよ。と伝えたい〜３

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それからしばらく経った時




ブーブーブー...



仕事が終わり辰輝の幼稚園バスを待っている時
ポケットの携帯が震えた。





あ……なつ。




『もしもーし』

なつ『あ、久しぶり〜』

『久しぶり〜どうした？』

なつ『Aさ、』

『うん。』

なつ『今日 夜あいてある？』

『え、うん。明日土曜日だし
辰輝いても大丈夫なら。』

なつ『うん。夜家行っても大丈夫？』

『あ、うち？全然大丈夫だよ〜』

なつ『分かった。ごめんね。急に。』

『大丈夫だよ〜じゃあ、後でね。』




なつとの電話を切った時

ちょうど幼稚園のバスが来た。




「辰輝！おかえり！」

辰輝「ただいま！」

「辰輝〜、今日の夜ね、なつ来るよ？」

辰輝「なっちゃん！？」




辰輝はなつが大好き。



「よかったね？」

辰輝「やったぁ！」




喜んでいる辰輝をみて 頬が緩んだ。






ーーーーーーー...






ピンポーン...




辰輝「僕がでる！！」




辰輝がそう言って玄関に走って行った。



「あ、ちょっと……!!」





ガチャー...



なつ「お？たーつーきー!!」

辰輝「なっちゃん!!」




そう言ってなつに抱きつく辰輝。



「いらっしゃい。」

なつ「ねぇ、辰輝またおっきくなった？」

「うーん。かな？」

なつ「子供の成長ははやいねぇ〜」




そんな事を話しながらリビングに向かう。




「なつご飯は？」

なつ「頂くつもりで来ましたー(笑)」

「だと思いましたー(笑)」




久しぶりのなつに自然と笑顔が多くなる。




辰輝「なっちゃん!!みてみて!!」

なつ「ん？なにー？」

辰輝「あげる!!」

「さっき一生懸命書いてたの(笑)」




なつの手には辰輝の描いた絵。




なつ「お？上手いじゃーん！これ私？」

辰輝「うん!!」

なつ「ありがとう。辰輝ー!!」




そう言って 辰輝の頭を撫でるなつ。




なつは辰輝が生まれてから

私の次に辰輝の傍にいてくれたから

きっと辰輝も 凄く安心するんだと思う。

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