検索窓
今日:7 hit、昨日:8 hit、合計:227,658 hit

128 ページ29

数日後ー……




仕事帰り俺は照と一緒に あるごはん屋さんに来ていた。





深「ほんとに来るの?」

岩「多分。」




そんな会話をしながら 店員に個室に連れて行かれた。



中に入りビールを頼んで煙草に火を付ける。




岩「…」

深「…」





2人とも何も話さず 沈黙が流れた。





その時ー…




ガラッと個室の扉が空いて1人の女の影がー…




?「……(ペコ)」




小さくお辞儀をする。





岩「あ、なつちゃん。」






相手はなつちゃんだった。





なつ「あ、久しぶり…」

岩「来てくれてありがと。」

なつ「…」

岩「座って。」




照がそう言うと遠慮がちに俺らの迎えに座るなつちゃん。




…………緊張してきた。





岩「何のむ?俺らビール頼んだけど。」

なつ「あー…ウーロン茶ください。」




店員はよそよそしい俺らをみて不思議そうな顔をしながらも

かしこまりました。と言って出ていった。





少しして 飲み物がきた。




ずっと黙っていた3人の中で1番最初に口を開いたのは




なつ「…話ってAの事だよね?」






なつちゃんだった。






岩「…あ、うん。」

深「……」




照がそう言うとなつちゃんは難しい顔をした。




なつ「私をここに呼んだのも
ここにふっかがいるのも これから先Aが幸せになるんだったら
私が知ってる事は全部話す。」

深「……」

なつ「…でも、もしそうじゃないないなら
私は何も話す事はないから。」






なつちゃんの言葉で全て確信した。





Aは俺との子を産んで1人で育ててる。






深「……全部話して。」

なつ「…」

深「Aが俺の事もう忘れてても
俺は… 今でもAの事好きだから。」





別れてからずっと無理矢理忘れていた。

思い出すな。

思い出すな。

そう自分に言い聞かせて

デビューが決まったときだって

1番最初に浮かんだ顔はAだった。




テレビに出る度に A見てくれてるかな?とか

笑ってくれてるかな?とかアタマの何処かで

絶対に考えていた。

でも、それを認めないで忘れたふりをしていた。





本当の事を全て知りたい。




だから照に頼んでなつちゃんに連絡を取ってもらって

呼び出した。




今から話される事

なんとなく予想は着く。





A、遅くなったけど 俺ちゃんとAと向き合うから




お願い。




もう一回 チャンス俺に頂戴。

129→←127



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (237 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
390人がお気に入り
設定タグ:SnowMan , 深澤辰哉 , 岩本照
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

しまど(プロフ) - 感動がやばいです! 本当にとにかく感動でした! (2019年10月5日 22時) (レス) id: bb42c6a639 (このIDを非表示/違反報告)
京北わか(プロフ) - 完結おめでとうございます!!めちゃくちゃ感動しました!面白すぎて見つけて1時間で読みきってしまいました!ふっかの誠実さに凄く感動しました! (2019年8月19日 23時) (レス) id: 4e915e623c (このIDを非表示/違反報告)
なぽ - 初めまして。小説を読む事は多々ありますがこうして作者様の元へ直接コメントした事は初めてです。一言で言い切れないくらいとても素晴らしい作品でした。深澤くんらしさがしっかり記されていて、また現実的で涙も出ました。完結まで書いて頂きありがとございました。 (2016年11月15日 2時) (レス) id: 4a8b59217e (このIDを非表示/違反報告)
雄磨(プロフ) - もう2巡目です笑笑新しいふっかちゃんの作品も読みたいし、、、この続きもきになるし、、、という心境です笑笑 (2016年8月31日 0時) (レス) id: c3d0159b5a (このIDを非表示/違反報告)
はな☆HSJ☆雄也(プロフ) - 完結まで書いていただきありがとうございます!最後まで楽しんで読まさせてもらいました。またふっかちゃんの作品読みたいです! (2016年8月27日 15時) (レス) id: f56f917be4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ruru* | 作成日時:2016年7月6日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。