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▼21 K.A ページ22

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楽屋に行けば既にみんな居った

やけど1人見つからん

桐「なあ、淳太くんは？」

重「なんや寝坊やってー」

神「淳太が珍しいやんな～」

重「収録は間に合う言うてたらしいけど」

桐「...そうなんや。」

淳太くん、なんかあったんかな？

濱「照史、ちょっとええ？」

そう濱ちゃんに呼ばれた

桐「どうしたん？」

濱「あんな、昨日Aちゃんの焼肉行ってん」

桐「淳太くんも？」

濱「いや、俺としげと神ちゃんと。で、Aちゃん居ってん。俺それ淳太に言うたんよ。そしたら、ありがとう、だけきてん。そのあとは知らんねんけど...」

濱ちゃんは少し曇った顔で言うてくれた

桐「そうやったんか、教えてくれてありがとうな！」

濱ちゃんは淳太くんに彼女がいたことは知ってる

かなり好きだったことも

Aちゃんだとは知らんかったけど

この前淳太くんが言ってたので知ったから

濱ちゃんなりに背中押してあげたんやろうな

楽屋に戻れば淳太くんが居った

「2人ともごめん！寝坊した、ほんまごめん！」

頭を下げてくれる淳太くんはなぜか切なそうで

そして見たことのある雰囲気やった

濱「大丈夫やで！疲れてたんやって！」

桐「そうや！のんちゃんなんて良くするやんか！なあ！」

小「最近はしてへんっ！」

そう笑いに包まれているのに

やっぱり淳太くんは違った。

そして淳太くんの鞄には見慣れない

飲み物が入ってたのを見つけた

桐「淳太くん、」

「ん？何？」

俺は鞄を見ながら

桐「どこまで一途なん？」

「...、ほんま、自分でも焦るわ(笑)」

笑って言う淳太くんが切なすぎた。

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