初恋の味はとても辛くて 2 (ページ33)

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「廉、ずっと何から逃げてるの？」

玄関で私は廉に聞いた

廉「いや、別に…」

廉は隠そうとする

どうして？

「何も無いとか言わせないよ
だって絶対変じゃん
ここ最近の意味不明な行動もだけど、ほんと、なんなの？」

私に散々期待させるようなこと言っておいて、一番大事なことは言ってくれないの？

廉「ほんまごめん。これは言われへんねん」

廉が言う

廉は私を困らせて楽しんでるだけ？

振り回すのが楽しいだけ？

「…もういい。私帰るね」

私はドアノブに手をかけた

廉「それはあかんってまじで」

そう言って廉は私の手を掴んだ

「手を離して」

廉「無理」

廉は私の言うことを聞いてくれない

「無理って…そんなの私だって無理
ほんと離して。もう廉の顔なんて見たくっっっ」

私が言うのを遮るように廉は私にキスをした

放心状態の私に廉が言う

廉「ごめん…でもその続き、聞きたくなかった」