この術式痛いよおおおお！！

包丁痛い！ ページ40

「棘くんが来るまでに仕上げとこー！」


「おー」



やる気のない真希さんの声。しかしその声もお美しい。



なんか私真希さんのこと全肯定してない？ちゃんと他のキャラクターも好きですよ！？



「憂太くんこのテーブル借りるよー」


「え？あ、うん！」


「憂太ーこの部屋のコンセント入れるのどこにある？」


「パンダくんコッチ！」


「憂太、お前コップに水入れとけ人数分」


「はい！」



乙骨くんの部屋という事もあってかみんな乙骨くんに色々聞いたり話しかけたりする。勝手な想像だけど乙骨くん嬉しいだろうなぁ。一オタクの想像ですけどね。



ある程度器具も材料も置けたところでパンダが言った。



「んじゃ一旦真希とAに任せたわ。面白いもん作れよ」



…やはりロシアンルーレット式だったらしい。そりゃそうでしょうね、じゃなきゃたこ焼き作るのにチョコとかあんことか必要ないですもの。



どんなもん入れよーかなーと考えていると奥の方でパンダが持ってきたスマブラを準備している。なるほど待ち時間はスマブラか。どちらかと言えば私はマンメンミのイカとタコのやつの方が好きなんだけどな。



「任せろ、意識飛ぶレベルでヤバいもん作ってやる」


「ええ！？」


「え！？それ食べ終わったあと生きてるやつ！？それとも美味しすぎるやつ！？」



どうだかなと笑いながら材料を切ってはたこ焼き器に入れていく真希さん。
こっからこっちはAが作れよと包丁やたこ焼きを回すあの名前がわからないアレを渡される。



あれの名前ってわかるの皆？わからないの私だけ？？



「出来たぞー！」
「出来たよー！」



真希さんと揃って声を上げる。焼いているうちに狗巻くんはいつの間にか帰ってきていてスマブラに参加していた。
ちなみにスマブラの結果は途中参戦の狗巻くんが一位、パンダで乙骨くん。



乙骨くんプレイしてる時に体動いちゃうタイプだよね一年生のときは。多分二年になってからは目ガンギマってて指だけ高速で動いてそうなの分かる？



「お帰り棘くん！冷めないうちにどうぞ〜中身何入ってるかはわからないけど！」


「しゃけ！…すじこ！？こ、こんぶ！？」


「ロシアンルーレット式だから適当に色々入れたんだよ。正直どこに何入れたか覚えてねぇ」


「…これなんかはみ出てるよ！？」


「お、それ俺買った魚肉ソーセージ」



パンダがそういうがとても形がギョニソには見えない。とんでもねぇギョニソだ。

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