この術式痛いよおおおお！！

後遺症痛い ページ30

「あれ…？Aちゃん皆ともうそんなに仲良くなったんだね」


「うん、色々となんやかんやあってね。」


「そっか…狗巻君とは病院で話したりしたの？」


「お見舞いに結構来てくれたからね〜その甲斐あってなんとかおにぎり語理解できるようになってきたかもしれない…かな」



どうした乙骨くん、なんか急に乙骨くんが元気無くしたように見える。どしたの何があったの乙骨くんも真希さんとやっぱ仲良くしたいのかな。



てか狗巻くんよく私のお見舞い来てくれてたな。狗巻棘にお見舞い来て貰える世界線もここだったか、最高じゃあないすか。



どんな話だっけ。


──


「明太子〜」


…ん！？
病院のベッドの上でやることも特に無いのでダラダラしているとなんとドアが開くと狗巻くんが。お見舞い…だと！？



「え！？えっと…狗巻くんお見舞い来てくれたの！？」


「しゃけ」


「ありがとう！」



なんか狗巻くんには敬語使ってないんだよね、ほら真希さんは初対面でアレだったから思わず使っちゃったのもあるんだけどさ。



しゃけとおかかならわかるぞ…！それに私は前世で一応おにぎり語の解説板とか見てたからそれでなんとか頑張って話してみる…！！不快な思いさせたらハラキリしよ…



「こんぶ？」


「うーんと…うん、そんなに具合は悪くないよ。貧血気味なだけ」


「高菜…すじこ？」


「えーと…うんそう術式の影響なんだよね。」



よしなんとか話は繋げれてる！私スゴすぎ！この調子で同級生の話してることぐらい気合いでわかれ！！



そんな感じで二言三言話すと、狗巻くんが黙ってしまった。それもどこか決まり悪そうな顔で。



え、どうしたの急に！？さっきまでまぁまぁ楽しく(？)お話してたじゃん！もしかして全然翻訳間違えてた！？だったら黙るのも仕方ないか！



よしハラキリの準備をしろ、介錯は誰かしてくれる。



ふと狗巻くんが紙を出した。まさかの筆談をしてくれるのか！？原作でそんなこと無かったんだけどな…？私があまりにもダメすぎてそこに至っちゃった感じ！？



絶望しながら紙に書いてある内容を見る。



『どうして言葉の意味がわかるんですか』



…What？え…あ…ん…？？


とりあえず翻訳は完璧だったってことでいいのかな？そこで不快になったわけではないということですよね！？



なんでわかると言われても推しへの愛としか言えないんだよね。でもそんな同級生絶対キモイじゃん。なんて言う？？

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