好きなのに。【狗巻棘】《完結》

番外編。 ページ33

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こちらは番外編です。



バレンタインの話です。

書きたくてうずうずしてたら書いちゃいました←←






もう過ぎてますが、当日だと思ってください(´；ω；｀)






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これはまだ、両想いになり付き合う少し前のこと。






『先輩、今日ってなんの日だと思います？？』






少なくとも女の子ならわかるのではないだろうか。









「……いくら？」




分からない、という顔をする狗巻先輩。









『教えて欲しいですか？？』



「しゃけ、」









『ほら、アレですよ、女の子が渡しに行って男の子がよくキャハハのうふふ言ってる日！』





「……おかか？」









「そんなこと言わねぇでちゃんと正解教えてやれよ、」




「Aも随分と棘に似てんなー、」









「高菜！？」





「意地悪なところだよー、まさか無意識でやってないよな？」









「しゃけしゃけ、」








『ていうか先輩、今日何の日かわかるんですか！！』





「あ？？お前知らずに言ってたのかよ？」









『いえ、知ってますけど』








「バレンタインだろ？」









「……！！しゃけしゃけ、ツナ、」




『ああああ、言わないでくださいよ……！！』









「言わねぇからだろ」








正論すぎて反論できない。









『だから、あのですね！！』









ぽんっ、



ぽんっ、




どーん！！←←









「何だこれ、」




「棘のだけ俺らと比べて大きくね？？」







「すじこ、……」









『義理ですよ、義理！！




狗巻先輩は、まぁ、……

美味しいお菓子集めたんで食べてくださいね！！








では！！』









気付いてくれるかな。

私が送ったお菓子の意味に。








金平糖、

チョコレート、

カップケーキ、などなど。








全て、恋愛の意味を表すもの。









「棘、良かったなー、」





「チ○ルチョコ、美味いよな」






「しゃけ！」









「義理だけどな」



「ツナ、〜」






「なんだその目は、やめろ。

別に義理でも何でもいいだろ、美味けりゃ何でもいい」









「昆布、」




「棘はそれを部屋に置いてこねぇと溶けるぞ？」








「しゃ、しゃけ」







バランスを取りながら沢山のお菓子を部屋に持ち帰る棘。









棘がお菓子の意味に気付くのはあと数秒後の話。







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何コレ、予想外の話になった。

意味分からないのは作者も同じなので触れないで(＊´ｖ｀)





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