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あ「わっ………」
頭がグラッとして、
体がふらつく
それと同時にふわっと体が宙を浮いた
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涼「何でこんなボロボロで来たんだよ」
気づけば、呆れる彼に抱えられていて
お姫様抱っこ状態になっていた
あ「わあっ…いいよ私重いから下ろしてっ」
涼「お前のこと何回こうしてやってると思ってんだ」
あ「…………?」
涼「いつも術かかってどんな所でもぶっ倒れてんだろ」
あ「あ…そうだった。」
再び呆れた顔でチッって舌打ち
そんな怖い顔しなくても…
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涼「看病してもらいに来たんだろ。」
あ「違うし、私はただ聞きたいことがあるから来ただけ」
涼「本当甘え方知らねえな」
あ「は?」
涼「愛され慣れてないって感じ。」
彼のその言葉はあまりにも図星で
何も返す言葉が無かった
涼「まーいいわ、ちゃんと看病します。」
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そう、私は愛され慣れてなければ、
愛し方さえ分からない
人に甘えたことなんてない
だからつまらない女なんだよ
それでも彼はこうやって
優しく2階のベッドまで運んでくれて、
優しく頭を撫でてくれる
そして____
どんどん顔が近づいて、
優しいキスを1回
裕翔のあの時のキスとそっくりで、
熱い涙が滲む
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あ「…移るよ。」
涙を誤魔化すように横を向いたけど、
涼「移せば、?」
強引にまた戻され、
何度も温かくて短いキスを__
目を閉じれば、
裕翔の顔が浮かんで胸が痛んで切ない
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そのキスが止まって、
涼「あいつのキスそっくりだった…?」
目を開けば怪訝そうな彼がいて、
もう裕翔はいないんだって、
悲しくて涙が溢れ出す
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涼乃(プロフ) - ほのさん» ほのさんありがとうございます!完結まであとちょっとですので是非最後までお付き合いください!! (2021年3月4日 0時) (レス) id: d580f0ae08 (このIDを非表示/違反報告)
ほの(プロフ) - 続きがきになります、続編たのしみ!!! (2021年3月3日 23時) (レス) id: 9be55037a1 (このIDを非表示/違反報告)
涼乃(プロフ) - れっしーさん» れっしーさんありがとうございます!!完結までお付き合い頂けたら嬉しいです(;;) (2021年3月3日 9時) (レス) id: d580f0ae08 (このIDを非表示/違反報告)
れっしー - とても面白いです!これからも頑張ってください! (2021年3月1日 16時) (レス) id: aa496b1864 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼乃 | 作成日時:2021年2月15日 22時