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涼「…それじゃあ。」
あ「うん。」
優しく微笑んだ涼介が、
そっと私の髪に触れ、
背を向けてゆっくりと歩き出す
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カツカツとスニーカーをずる音が、
どんどん遠ざかっていって______
あ「……………………」
どんどんと不安が降り積もっていく
同時に心臓も段々と落ち着きをなくしていく
………………大丈夫かな。
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あの時以来関わりをなくした私達は、
どんな顔で会ったらいいのかなんて分からない
この話をして、
もしも違ったらどうしよう
考えれば考えるほど、
頭がごちゃ混ぜになっていって、
呼吸が苦しくなっていく
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公園は立ち入り禁止テープが貼られ、
細い街灯一つない真っ暗な道
一人でこんな所にいるのは、
何だか怖くなって、
無性に涼介が恋しくなってしまう
『…俺とずっと一緒にいてほしい。』
あの言葉が嬉しかった
心が救われる気がした
私は一人じゃないって思えた
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…涼介のためにも、
…お姉ちゃんのためにも。
そう言い聞かせ、
待ち続けた
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涼乃(プロフ) - ほのさん» ほのさんありがとうございます!完結まであとちょっとですので是非最後までお付き合いください!! (2021年3月4日 0時) (レス) id: d580f0ae08 (このIDを非表示/違反報告)
ほの(プロフ) - 続きがきになります、続編たのしみ!!! (2021年3月3日 23時) (レス) id: 9be55037a1 (このIDを非表示/違反報告)
涼乃(プロフ) - れっしーさん» れっしーさんありがとうございます!!完結までお付き合い頂けたら嬉しいです(;;) (2021年3月3日 9時) (レス) id: d580f0ae08 (このIDを非表示/違反報告)
れっしー - とても面白いです!これからも頑張ってください! (2021年3月1日 16時) (レス) id: aa496b1864 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼乃 | 作成日時:2021年2月15日 22時