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涼「…何でそうやって無理するの」
顔を上げると、
寂しそうな彼がいて、
涼「俺も最後まで一緒に立ち向かうから。」
その言葉は、
自然とスーッと心に染みて、
じんわり熱くなる
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涼「本当は怖いのに俺のために無理してそうやって言ってくれてんでしょ。」
あ「………………………っ。」
涼「……全部お見通し。」
彼の手が私の頭に優しく乗っかった
口角を少し上げて優しく微笑むその表情に、
胸が鳴った
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涼「俺も現実から目を背けない。」
彼の真剣な眼差しに目が離せなかった
頭の上に置かれている手がどんどん熱くなっていってるのがわかる
少しだけ、視線を下に向けて
言いずらそうに
涼「一つだけお願いがある。」
そう言った
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あ「……なに?」
涼「もし全てが解決して、俺がこの薬を飲んで人間に戻ったらさ………、」
彼の手は段々と頬の方へ______
優しく柔らかい手で包み込まれる
もう外はすっかり薄暗くなっていて、
満月が私たちを照らしてくれている
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涼「…俺とずっと一緒にいてほしい。」
窓の隙間からそっと優しい風が吹き込み、
彼の甘い香りが私の胸をときめかせた
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涼乃(プロフ) - ほのさん» ほのさんありがとうございます!完結まであとちょっとですので是非最後までお付き合いください!! (2021年3月4日 0時) (レス) id: d580f0ae08 (このIDを非表示/違反報告)
ほの(プロフ) - 続きがきになります、続編たのしみ!!! (2021年3月3日 23時) (レス) id: 9be55037a1 (このIDを非表示/違反報告)
涼乃(プロフ) - れっしーさん» れっしーさんありがとうございます!!完結までお付き合い頂けたら嬉しいです(;;) (2021年3月3日 9時) (レス) id: d580f0ae08 (このIDを非表示/違反報告)
れっしー - とても面白いです!これからも頑張ってください! (2021年3月1日 16時) (レス) id: aa496b1864 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼乃 | 作成日時:2021年2月15日 22時