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彼をソファに座らせて、
私はその前の椅子に腰をかけ、
目線を合わせた
心臓の音が聞こえてしまいそうなほど、
静寂な空間
ただ彼は真剣な顔で私を見ていた
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深く息を吸って覚悟を決める
あ「…これ。」
私は、
バッグの中から封筒と小瓶を取り出し、
彼に渡した
涼「………これって…。」
あ「お姉ちゃんからあなた宛てに。」
彼はゴクリと唾を飲んで、
目を強く瞑って、
ゆっくりと封筒から手紙を取り出した
きっと彼も怖いんだろう
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彼の表情はどんどん驚きの表情に変わっていって、
呼吸が乱れ始める
涼「は……嘘だろ…どうなってんだ………?」
あ「…覚えてない?」
涼「覚えてない……、その記憶すら…消されてるって事かよ?」
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涼「…でもそうなると…………。」
あ「そう、おかしいよね。私も混乱してて…」
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でも、
確実に分かっていること
あ「私は今から会いに行ってくる。」
涼「…俺も行く」
あ「いや…私ひとりで行かせて、大丈夫だから。」
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確実に分かっていること
涼「……………じゃあ、これはっ……………?」
あ「うん。」
涼「本当に…………?」
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あ「普通の人間に、なれるよ。」
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涼乃(プロフ) - ほのさん» ほのさんありがとうございます!完結まであとちょっとですので是非最後までお付き合いください!! (2021年3月4日 0時) (レス) id: d580f0ae08 (このIDを非表示/違反報告)
ほの(プロフ) - 続きがきになります、続編たのしみ!!! (2021年3月3日 23時) (レス) id: 9be55037a1 (このIDを非表示/違反報告)
涼乃(プロフ) - れっしーさん» れっしーさんありがとうございます!!完結までお付き合い頂けたら嬉しいです(;;) (2021年3月3日 9時) (レス) id: d580f0ae08 (このIDを非表示/違反報告)
れっしー - とても面白いです!これからも頑張ってください! (2021年3月1日 16時) (レス) id: aa496b1864 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼乃 | 作成日時:2021年2月15日 22時