72 ページ23
・
何も知らなかった、
お姉ちゃんに悩みなんてないと思ってた
期待されることが怖かったの?
お姉ちゃんの事わかってると思っていたけど
何も分かってなかった
・
・
・
・
いつも家で明るく振舞っていた、
私に優しくて眩しい笑顔を向けてくれていた、
裏ではこんな事があったなんて。
クリスマスの日
彼に理由を言われないまま別れを告げられ、
相当辛かったと思う
そんなの全然気づけなかったよ私
それなのに私は、
『…いなくなっちゃえばいいのに。』
あんな酷いことを言ってしまった
・
・
・
・
千『Aにまで嫌われちゃった…。』
あの涙の意味を今更理解しても遅いんだ
お姉ちゃんのキラキラの笑顔の裏には、
辛くて孤独を感じていたんだ
私が気づいてあげてれば、
こんな事にはならなかった
あの時家を出てなければ、
その人に殺されることもなかった
後悔しても遅くて、
悔しくて涙が止まらない
・
・
・
・
そんな私に、
涼「もしかしたら、お前の近くにいるかもしれない。」
彼は顔を強ばらせてそう言った
心臓が途端に跳ねる
侑『毎回違うんだよ、その女の人が。』
怖いくらい一致してしまった
知念君の話と、
彼の話が…
・
・
・
・
涼「何か思い当たる事ないか?」
あ「…………………っ」
どうしよう、
もし本当に裕翔だったら
涼「おい…A?」
全部計画だった?
私に近づいてきたのは、
全部全部最初から私がお姉ちゃんの妹って分かってたから?
お姉ちゃんになんの恨みがあるの?
・
・
・
・
涼「あんの?」
あ「その人の名前本当に思い出せない?」
涼「それがいつも思い出せそうで思い出せないんだよ」
あ「思い出して…お願いだから。」
涼「んー、……………ゆう、…」
・
・
・
・
あ「……ゆうと?」
涼「……そんなような…わかんねえ。」
どうしよう、
本当にそうなのかもしれない
あのキスもあの言葉も
全部全部偽りで、
涼「裕翔ってお前の…?」
あ「裕翔の顔みて何も思わなかった?」
涼「そいつの顔は全く思い出さねんだよ」
どうしよう
本当にそうだったら
どうしよう
・
307人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
涼乃(プロフ) - ほのさん» ほのさんありがとうございます!完結まであとちょっとですので是非最後までお付き合いください!! (2021年3月4日 0時) (レス) id: d580f0ae08 (このIDを非表示/違反報告)
ほの(プロフ) - 続きがきになります、続編たのしみ!!! (2021年3月3日 23時) (レス) id: 9be55037a1 (このIDを非表示/違反報告)
涼乃(プロフ) - れっしーさん» れっしーさんありがとうございます!!完結までお付き合い頂けたら嬉しいです(;;) (2021年3月3日 9時) (レス) id: d580f0ae08 (このIDを非表示/違反報告)
れっしー - とても面白いです!これからも頑張ってください! (2021年3月1日 16時) (レス) id: aa496b1864 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:涼乃 | 作成日時:2021年2月15日 22時