71 《涼介side》 ページ22
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世間はクリスマスという謎の行事で盛り上がっていた
街を歩けば、
目がくらむほどのキラキラの装飾物
俺はずっと家に籠ってた
誰かの血をもらう気にもならない
抜け殻のような生活
そんな時、
今までにない不思議な感覚が起きた
ものすごい嫌な予感がした
千世が危ない、
そう思ったんだ
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涼「そこからあんまり記憶が無い…けど…」
あ「何も知らなかった…そんなこと。」
Aはもうぐちゃぐちゃのひどい顔をしていて、
それほど今まで辛かったんだろう
いつもどこか辛そうだった原因は千世だったんだ
そう思った
あ「そのあとの話、覚えてる事全部話して…」
真っ赤な目で真っ直ぐみながら、
震える声でそう言った
涼「うん。」
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涼『ち、よ…?』
どうしてそうなったか全く分からない
目の前には、
首から血を流して倒れている千世がいて、
俺を見て嘲笑う顔の思い出せないそいつ
確かにそいつとは仲が良かったそれは覚えてる
唯一の仲間で、
お互い隠し事なんてなくて、
大好きな仲間だった、と思う。
だから、
なんでこんな事が起きたの分からない
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ただそいつは、
俺が絶望してコンクリートに崩れ込むのを見て、
笑ってた
『人間を殺せば強くなれるって知ってた?』
涼『てめえっ…何してんだよっ…!?』
『涼介も強くなろ?』
確かにそいつの術の力は強くなっていた
俺でさえもうそいつに術をかけられて、
そいつの名前も顔も何もかも
思い出せなくなってるんだから
千世の事だけ鮮明に脳裏にへばりついたまま__
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そんな奴じゃなかった
何がそうさせたのかは分からない
覚えてないだけかもしれない。
あの時の憎しみは二度と忘れない
だから俺は絶対に見つけ出してやる
そう決めた
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Aに話し終えて、
その泣き顔を見て、
嫌な予感がした
あの時と似たような____
まずい、
そんな事が起きたらまずい
涼「A」
俺は真剣な顔でAの顔を見た
涼「もしかしたら、お前の近くにいるかもしれない。」
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涼乃(プロフ) - ほのさん» ほのさんありがとうございます!完結まであとちょっとですので是非最後までお付き合いください!! (2021年3月4日 0時) (レス) id: d580f0ae08 (このIDを非表示/違反報告)
ほの(プロフ) - 続きがきになります、続編たのしみ!!! (2021年3月3日 23時) (レス) id: 9be55037a1 (このIDを非表示/違反報告)
涼乃(プロフ) - れっしーさん» れっしーさんありがとうございます!!完結までお付き合い頂けたら嬉しいです(;;) (2021年3月3日 9時) (レス) id: d580f0ae08 (このIDを非表示/違反報告)
れっしー - とても面白いです!これからも頑張ってください! (2021年3月1日 16時) (レス) id: aa496b1864 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼乃 | 作成日時:2021年2月15日 22時