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涼｢あーもうごめんて。｣
そんな私を彼は困ったように笑って、
ただ涙を拭いてくれる
あ｢…っうっ…｣
涼｢泣くと熱上がるぞ？｣
その優しさが余計に胸を締め付けて、
苦しくなるんだ
こうやって優しくされたことなんて無いから、
苦しくて…ただ苦しい
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涼｢ったく…どうすりゃいんだ｣
あ｢…うっ優しくしないでっ…うう｣
涼｢はは、Ｍか｣
彼は狼青年
でも過去に辛い思いをして、
自分を何度も責め続けてたんだと思う
だからこうやって優しい眼差しを向けてくれるんだ
ちゃんと心があるはず、
だからきっともう一人の狼青年もきっと。
冷たい心だけじゃないんだと思うんだ、
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だから、知らなくちゃいけない
涼｢はい｣
何も言わず、水とタオルを持ってきてくれた
冷たい水が熱い体を冷やすように、
体の中を通ってヒンヤリした
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涼｢おでこ出して｣
あ｢………………｣
涼｢つめてえぞ｣
あ｢ひゃっ、｣
涼｢動くな我慢しろ｣
頭がじんじん痛んで顔が歪む
涼｢よしえらい｣
何だか子供扱いするかのように、
頬を手でスリスリしてくる
いつもより優しい彼の姿に少しだけ見とれていた
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少し沈黙が続いて、
涼｢落ち着いたら話すか｣
先に口を開いたのは彼
涼｢何か聞きたいことあるんでしょ？｣
あ｢うん。｣
知りたい、
その人の事、
どんな事でもいいから知りたい
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彼も少しだけ
顔を強ばらせた気がした
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涼乃(プロフ) - ほのさん» ほのさんありがとうございます！完結まであとちょっとですので是非最後までお付き合いください！！ (2021年3月4日 0時) (
レス) id: d580f0ae08 (このIDを非表示/違反報告)
ほの(プロフ) - 続きがきになります、続編たのしみ！！！ (2021年3月3日 23時) (レス) id: 9be55037a1 (このIDを非表示/違反報告)
涼乃(プロフ) - れっしーさん» れっしーさんありがとうございます!!完結までお付き合い頂けたら嬉しいです(;;) (2021年3月3日 9時) (レス) id: d580f0ae08 (このIDを非表示/違反報告)
れっしー - とても面白いです！これからも頑張ってください！ (2021年3月1日 16時) (レス) id: aa496b1864 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼乃 | 作成日時：2021年2月15日 22時
