161話 ページ48
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湯気が絶たれた部屋に、
床に座り込んだジョーカー達の姿が現れる。
ジェイスンは至極楽しそうに微笑み、
金棒を構え、口を開く。
ジェ「大人しく指輪を渡せば、命だけは助けて上げるわよ…」
態とらしくだけを強調してそう問い掛けるも
ジョーカー達は何も言わず、静かにジェイスンを見上げていた。
ジェ「そう……だったら死刑よ!!」
そう言い放つと、ジェイスンは
電流が走る金棒をジョーカー達に振り落とした。
ジェ「…大人しく渡せば、
仲良く死なずに済んだのに…三馬鹿トリオね」
『誰が三馬鹿よ?』
その声は、確かにジョーカーの声だった。
けれど、可笑しい。あれ程の電流を受けて生きていられる筈がない…!
ジェイスンは焦り、慌てて金棒に再度電流を流し
今度は力一杯目の前のジョーカー達を殴った。
ジェ「今度こそやったわ……」
ス「それはどうかな」
ジェ「何…ッ!?」
『これが奇跡ってやつよ!』
ジェ「馬鹿な…黒焦げになった筈!」
ス「仮面を外して自分の目で確かめてご覧よ」
そう言われ急いで仮面を外す___そこには
熱されたタオル、ジョーカー達の形をしたものが転がっていた。
ジェ「これは…ただのタオル!?」
そして、驚いているジェイスンの後ろに、
いつの間にかジョーカー達が立っていた。
一杯食わされたのもあり、
ジェイスンの中でふつふつと怒りが湧いていく
ジェ「貴様らぁあアぁああ!!!」
怒りのままに電流が走った金棒を振り上げると
ジョーカーが懐から5枚のカードを取り出し、叫んだ
『ストレートフラッシュ!』
ジェ「ぐあ…っ!!」
技で相手の目をくらました直後、
スペードがいつもの銃を取り出し、引き金を引いた
ス「アイスショット!」
凍らされた床に足を踏み入れた
ジェイスンは足を滑らせ、ひっくり返る
同時に、電流が流れていた金棒がジェイスンの腹に当った。
瞬間、凄まじい電圧が身体中に走り
ジェイスンの動きが強制的に怯む。
ジョーカー達は顔を見合わせて
悪戯が成功した子供の様に笑い合い、
デモンズヘブンの建物から外へ抜け出して行った___
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カフェオレ。(プロフ) - reichanさん» 数年後またいでからのコメント返信失礼致します…!!光栄の至りッ!!申し訳ございません。遅ればせながらパスワード関連の事情を怪盗少女。6th 50ページにて記載しております。お手数ですが拝謁のほどいただけますと幸いです!コメントありがとうございました! (2022年6月1日 4時) (レス) id: 976745b1c2 (このIDを非表示/違反報告)
カフェオレ。(プロフ) - 刹那さん» 暖かい声援なほど、本当に嬉しい限りです…!長らくコメント返信のほどを怠ってしまい合わせる顔も持ち合わせていない私ですが、折り目として申し上げる所存です。遅ればせながら、怪盗少女。6thにてパスワード関連の旨を記載いたしました。拝謁いただけると幸いです (2022年6月1日 4時) (レス) id: 976745b1c2 (このIDを非表示/違反報告)
reichan(プロフ) - 見てて!とても面白くて毎日楽しみです。2,3のシリーズのパスワードって教えて頂けることは可能ですか? (2021年10月8日 0時) (レス) id: 6782e5c62a (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 続き楽しみにしてます。更新頑張ってください。後、パスワードが分からなくて2と3が読めてないんですが教えてもらえませんか? (2021年8月29日 10時) (レス) id: 4a3ea27242 (このIDを非表示/違反報告)
潮来(プロフ) - アニマトロニクスさん» コメントありがとうございます!完結までまだまだ遠いですが、これからも何卒見守っていてくださると嬉しいです…! (2019年2月1日 1時) (レス) id: ec5387fe16 (このIDを非表示/違反報告)
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