学校の話 ページ18
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ありのまま、生きることはこの世界では難しい
怠惰って怖いね〜
怠惰が一番、度し難い感情らしいよ
私は、どっぷりはまっちゃった訳だ
さて、今日は書きたいことがいっぱいある
ありすぎて、途中で忘れちゃうかも
私の一日はとても短く、忙しいからね
学校はクソだ
いつも思わないことはないけど、今日は特にそう思った
私のクラスはとてもうるさい
毎年、クラス替えがある学校なんだけど、毎年、毎年うるさい
メンバーもある程度、代わってるというのに
つまり、うちはうるさいやつしか居ないということだ
このうるささは私が不登校になった理由の一つでもあるしね
うるさいのは嫌いだ
煩わしいと書いてうるさいと読むし
五月の蝿と書いてうるさいと読む
すべて、鬱陶しいものだよね
静かなところが好きだ
静寂が好きだ
だから、うるさいのはキライ
ペチャクチャ くすくす
あははは ざわざわ
ねェ、君たちさ
なんで、そんなにもうるさくできるの?
先生もさ、注意してるよね?
今年、受験の年だよね?
その、何度言われても理解できない頭が、理解できない
注意しても構わない、良く回る口がうるさい
はははと醜悪に歪む目が嫌い
考えたことがすぐ、口からポロッと出る、体の構造が気持ち悪い
サルが
学生であることもすぐ忘れる、都合の良い思考が
大っ嫌い
気持ち悪い
行きたくない
お前ら全員、雑音だよ
雑音は
死んで
消えてなくなれ
ここから、いますぐ消えて
消滅して
雑音を今すぐ、この場から消して
あぁ、うるさい
ペチャクチャ くすくす
あははは ざわざわ
私の頭に残って仕方ない
胸のあたりがぐっと重くなって、頭が真綿で締められるように気持ち悪い
しばらく感じてなかった
忘れてさえいた
この不快さ、気持ち悪さが
身体によみがえる
サルに理解を求めても無駄だって理解した
忘れていなかった
ちゃんと、身体は覚えていた
あぁ、早くこの場から出たい
早く消えてくれ
そうしたら、この気持ち悪さともおさらば
憎らしい
学校に行かないなんて簡単なことを突き通すことができない自分が嫌い
半端な行き方してる癖に、このまま私は普通に生きていけるって思ってる私が、母が
こんなにも愚痴を言ってるくせにうんうん、頷くだけの母が
母に逆らう事も出来ない私が
憎らしい
嫌い
死にたい
ねぇ、お願いだから
誰か、学校に行かなくていいよって言って
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作者名:潮見 不可 | 作成日時:2022年9月21日 13時