引きこもり不登校児の人生観 (ページ14)

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私の話　２ページ14

１３.

私が学校に行かなくなり始めたのはいつからだったか‥‥

確か、２年ぐらい前かな

小学校ぐらいから兆候はあった

それが､コロナ禍によって爆発した

みたいな

そんな感じ

まぁ、みんな、ある程度自我が確立したら、学校行きたくないなんて誰しも思うよね

良くも悪くも私は平均的。普通

ただの学生

ただの生者

だから、普通に学校行きたくないな～と思ってた

だけど、私はなぜだかそれを実行してしまった

それがたまたま成功してしまった

それだけの違い

特別でもなんでもない

ただ、ちょっと頑固に、ムキになってしまっただけ

ズルズル引きずってるだけ

きっかけは単純なことだったと思う

記憶が曖昧なんだ。昔のことだからね

でも、きっかけだけは鮮明に覚えている

髪の毛が落ちていた

そんな、なんてことないこと

あの頃、私はまぁ、順調にやれていたと思う

それなりに友達もいた

と思う

結果として裏切られような形になってしまったけど

そう思ってたのは私だけだったのかな？

ある日のこと

髪が落ちていた

そんな、くだらないことで私はおとされた

当時、私はそれなりに髪が長かった

だから、教室の床に私の髪が落ちれば、すぐわかった

それが、いつの日だったか後ろの席の人に言われた

汚い

と

確かに、髪が落ちれば、それはもう汚い

でも、その人は似たようなことを、私をあざ笑うように言い続けた

あぁ、汚い髪がいっぱい落ちてる

コレ、ⅩⅩさんのだよね～

きたなーい

その言葉が私に無邪気に刺さり続けた

最悪だったのはその後ろの人が私の友達であったことだ

裏切られた

そう思った

なまじ、信じていただけに

私が長い髪を愛していたが故に

その言葉は私の背中に、心に、深く、深く刺さった

私は何も言うことができなかった

何も言い返せなかった

否定しきれない言葉

確かに沢山、髪の毛が落ちているのを見れば、私も汚いと思う

でも、私にとって自慢の髪だった

表現すれば

善意

言い返れば

無邪気な悪意

私にとってそれは悪意の刃だった

大したことない

単なる日常はその日、壊れた

壊された

そのいいようのない善意が続いた３日後

私は明確な嘘を母についた