【d!】バラバラな君らと【人外パロ】 (ページ3)

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「あれ？Aやん！」
と声をかけられた。
振り向くと友人の黄木沙織(おうきしゃお)くんが笑顔でそこにいた。
「シャオちゃん！今年もクラス一緒なんだね。よろしく。」
「おう！大先生は違うけどな。」
大先生とは宇都宮大(うつみやだい)くんのニックネームで彼も私の友人だ。
「そっかー、残念だね。」
「まぁ、ええやろ。あ、そろそろ始まんな。席戻るわ。」
「うん、またね。」

それから担任の先生のつまらない話を聞いてその日は終わった。

「Aー！また、一緒に帰ろー！」
「あれ？いいけどシャオちゃん部活は？」
「今日は休み、大先生廊下で待ってるはずやし。」
シャオちゃんは野球部のエースで忙しく大先生も彼女の女の子と帰ることが多いので嬉しい。

「あ、Aちゃん！久しぶり〜今日も可愛いね。付き合わん？」
「ありがとう、大先生。でも、それミキちゃんにも言ってたん知ってるからね。」
「きっしょ、大先生。」
「あぁん、ちゅめたい。」
「大先生、それはちょっとキモイかも。」
「ね゛え゛二人ともヒドイ！」
と茶番しながら帰り道を歩く。
「じゃあねー！」
「また明日。」
「またね。」
二人と別れ、家に帰ると、オスマンが神社の前の道を掃除しているのを見つける。
「あ、オスマンさん。ただいま！」
「おかえりなさいめう！もうちょい掃除してからはいるから先に家にはいるめう。」
「わかった。」