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・・・ ページ8
『ごめんなぁ。忙しいのに…』
『ううん、大丈夫』
『日向さんに、見せたいもんがあって…』
『………何?』
『まだ内緒』
私の家の奥。入ったことがない路地に、足を踏み入れた
まだ行ったことがない、彼の家の前を通り過ぎる。
『ここ。じぃちゃん家やねん』
『へぇ〜…』
『で、こっち。足元悪いから、気ぃつけてな』
『………うん』
おじいさんの家の隣にある山道に、どんどん入っていく彼
木が生い茂っていて、まだ昼間なのにちょっと薄暗くて、慣れない私には不気味に感じた
『怖い?』
『えっ?』
『すんごい顔、してんで?』
『……………っ』
ハハッと笑いながら、彼に取られた手
『もうすぐやから、頑張って?なっ?』
『うん………』
彼の手を、ギュッと握りながら、前に進む
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作者名:ちか | 作成日時:2020年1月4日 23時