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『日向さん、引っ越しっていつなん?』
『えっ……と………』
これまで、引っ越しの話なんて一度もした事なかったのに、不意に発せられたその言葉に、寂しさを覚えた
『3月の終わりに…』
『ふ〜ん……』
聞いてきたわりに、素っ気ない返事
3月に入ったある日。その質問の後、確実に、彼との間には、見えない壁が出来た
帰り道も、口数が少なくなって、明らかに話しかけられる回数も減った
一緒にいられるのも、あと少しなのに…
もっと、彼と楽しい思い出を作りたいのに…
『A〜、お客さんよ〜』
引っ越しの前日。荷物の整理がまだ途中だった私のところに
『日向さん、今からちょっと、時間 ある?』
これまで見たことがない、真剣な顔をした彼が、現れた
『うん、大丈夫』
そんな彼の顔を見てたら、荷物の整理なんて放り出して、彼と共に外に出ていた
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作者名:ちか | 作成日時:2020年1月4日 23時