検索窓
今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:11,887 hit

・・・ ページ5

いつも通り、隣であぁでもない、こうでもないと話す彼が



『日向さんって、1年間しかここにおらへんねやろ?』




こう切り出すと、教室の空気がピンと張り詰めた。私の返答を、興味津々で待ち構えるクラスメイト達






『うん……そうなの』



その一言で、クラスメイトの私への接し方が変わった






“期間限定”

人は誰しも、この言葉に弱いようだ






だったら、仲良くしてあげなくちゃ。





人気者の彼と仲良くしてても、気にしないでおこう。





だってあの子は、次の春には居なくなるんだから。






そんな“情け”の様な雰囲気を纏いながら、近付いてくるクラスメイトに、作り笑いで接する私。






そんな私を




『日向さん、外 行こっ』





いつも連れ出してくれるのは、彼で





『無理せんでええよ』



優しく微笑んで、隣にいてくれた。





 

そういえば、クラスで……


ううん。この街で、変わらずずっと最初から接してくれてるのは、彼だけだ









隣り合って空を見上げながら、煩わしいと思っていた彼との関係に、少しだけ変化が生まれた瞬間だった

・・・→←・・・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (66 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
69人がお気に入り
設定タグ:関ジャニ∞
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ちか | 作成日時:2020年1月4日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。