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TH「あ、やっと見つ……わぁ」
「……ごめん……ッ……」
テヒョンをみたら、もう限界で、
泣いてるの誰にも見られたくなくて
思わずそのまま抱きついてしまった
TH「どうしたの?」
あれから、テヒョンとも良い友達になった
最近、テヒョンはバイト先に気になる子がいるって言ってたのに……
「ごめん……
私、結構酔ったみたいなの。先に帰るから
先輩達に伝えておいてもらえる?」
抱きしめられたまま、ゆらゆらされて
TH「……さくら〜、僕、今日サンタだから。
良い子には、欲しいものをあげるよ?」
ごめんなさい
私は、
私の欲しいものは、
いつだって
どうやったって
ユンギだったの……っ…………
「テヒョン、私は良い子じゃ、ないの」
上着を羽織って、イヤホンが入れてるから
少し大きめのバックを持って
楽しく騒いでる中を掻き分けて出口へ向かう
ソナ「……さくらちゃん」
今、1番顔見れない人に、
顔に似つかない力で腕を捕まれ止められた
「ソナさん、私帰りたいので」
バチンッッッ……
思いきり、ビンタ喰らった
おかげで、
周りがザワッッッとしている
ソナ「気が済んだ。メリークリスマス」
今までの罰にしては軽すぎるの、かな。
駆けつけたスアが、
スア「ちょ、さくら、大丈夫?あんた!」
今にもソナさんに飛びかかろうとしてる
「スア、止めて。
皆さんもすみません、
お先に失礼します…」
なんて惨めなんだろう
でも最初から分かってたじゃない
今は、泣くな。
泣くな、さくら……
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作者名:mint | 作成日時:2017年7月3日 22時