99 聖帝の運転技術 ページ3
キキキキーーーーーーーーッ!!!!!!
聖帝の運転は荒かった。唐突なドリフト走行。マリオカートかなにかと勘違いしているんじゃないか。
「お兄ちゃん、ついこの間までペーパードライバーだったの。これでも上達した方なのよ」
「その速度だと警察に捕まるのでは...」
「問題ない。ここは私有地だ」
私有地が広すぎる。もう結構走っているはずだけど。ここは高速道路かと錯覚する程のスピードだ。ある時、彼はシフトレバーをRに入れた。
「よし、縦列駐車だ」
「頑張って。お兄ちゃん」
妹に応援されながら、聖帝は集中して縦列駐車を試みる。しかし、この位置からあの空間に停めるにはハンドルを切るのが足りていない。そのことに気づいていないようだ。
「もっと左いっぱいに切らないと」
「こうか？」
「そうです。ハザードランプもつけてください」
「君は車の運転に詳しいな」
中学生の身だが、これでも一応運転免許は持っている。駐車の中でも縦列駐車は神経を使う。あっちに普通の駐車場所があるのだから、わざわざ縦列駐車用のパーキングエリアに停めなくていいのに。きっと彼なりのこだわりがあるのだろう。
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充滞(プロフ) - ビジュさん» イナイレ小説の作者様にそう言っていただけて嬉しいです！永劫回帰など拝読しております。コメントありがとうございます！ (2月22日 20時) (
レス) id: a229a1ca73 (このIDを非表示/違反報告)
ビジュ(プロフ) - 丁寧な試合シーンの描写に引き込まれました…！作者さんのサッカーの豊富な知識も伝わってきてすぐに虜になりました！お身体に気を付けてご自身のペースで頑張って下さい( ꈍᴗꈍ) (2月22日 18時) (レス) @page23 id: 529a911b17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：充滞 | 作成日時：2024年2月15日 20時
